今回は、多くの高等学校で採用されている人気の英単語集「ユメタン」シリーズについて見ていきます。
概要
新「ユメタン」シリーズ
初版発行(現在のシリーズ):2015年
(旧シリーズは、2008年初版発行)
出版社:アルク
監修・執筆:木村達哉
イラスト:花くまゆうさく 三木謙次
ページ数:各およそ300ページ
シリーズ一覧(合計5冊)
新ユメタンJr.
新ユメタン0
新ユメタン1
新ユメタン2
新ユメタン3
多くの高校で利用
『ユメタン』シリーズは、数多くの高校で使用されている人気のある英単語集です。このシリーズは、高校生が英単語を効果的に学習し、理解するのに役立つように設計されています。
このシリーズが多くの高校で採用されているということは、その内容が信頼され、有効であることを示しています。
『ユメタン』シリーズの特長の一つは、単語やフレーズを理解するための複数のアプローチが提供されていることです。
フルで活用することで、単語の理解を深め、実際のコミュニケーション能力を向上させることができます。
7つのアプローチ
キムタツ式語彙学習法が提唱する“7つのアプローチ”とは?
1週間の7日間、毎日違うアプロ―チで同じ100語を学びます。1日目「単語の実力チェック」→2日目「単語を書いて覚える」→3日目「単語のクイックレスポンス」→4日目「フレーズの実力チェック」→5日目「フレーズを書いて覚える」→6日目「フレーズのクイックレスポンス」→7日目「単語のフレーズの最終チェック」。これで自然と記憶に定着します。
1日目:単語の実力チェック
最初の日には、わからない単語にチェックを入れます。
単語を確認し、自分の知識をチェックします。
これにより、今後の学習の方向性を把握します。
2日目:単語を書いて覚える
英単語を見て、パッと意味が出るか確認します。その上で、単語を書いて覚えることで、記憶を促進します。
3日目:単語のクイックレスポンス
3日目には、単語の意味を素早く思い出すことに焦点を当てます。短時間で単語の意味を思い出す能力を養います。
4日目:フレーズの実力チェック
4日目には、単語を使ったフレーズや文の理解度をチェックします。単語だけでなく、その単語がどのような文脈で使われるかを把握します。
5日目:フレーズを書いて覚える
フレーズや文を書いて覚えることで、単語を実際の文脈で使う方法を理解し、より自然な英語表現を身に付けます。
6日目:フレーズのクイックレスポンス
フレーズのクイックレスポンスを行い、素早く適切な文脈で使用できるようにします。
7日目:単語のフレーズの最終チェック
最終日には、これまで学んだ単語やフレーズの理解度を最終的に確認し、学習の成果を振り返ります。これにより、知識が定着し、自信を持って使用できるようになります。
このように、1週間を通じて異なるアプローチを使いながら、単語やフレーズの理解と記憶を徹底的に促進することができます。
全部は厳しい?
ということになっていますが・・・これを全部しっかりと・・・というのは、他の学習との兼ね合いで、ちょっと大変かもしれません。
それでも、部分的にでもうまく活用できればそれでも十分成果が出ます。
最も重要なのは?
最も重要なのは、1日目の、「わからない単語にチェックを入れる」です。
これは、多くの単語集・単語学習の方法で推奨されています。
「わからない単語のチェック」だけでも、大いに学習効果があります。
単語をチェックする効果
わからない・知らない単語にチェックをつけることで、次のような効果が生まれます。
知識・理解度の把握
自分自身の現在の知識・理解度が確認できます。どの程度知識があるのか、どのぐらい学習を進める必要があるのかがわかります。
効率化
知っていることと知らないことを分けることで、学習を効率化できます。
「わからない」とチェックをつけた英単語を中心に学習することで、効率よく焦点を絞って学習を進めることができます。
書いて覚える?
「書いて覚える」アプローチは、確実に作業を行うので、「しっかりやった」感じが出ます。
しかし、どうしても時間がかかります。特に、多くの英単語をきおくするとなると、時間が足りなくなる恐れがあります。
そこで、まずは複数回、パッと意味が言えるかテストをしていき、その後、どうしても覚えにくい英単語のみを書いて確認するという順番をとることで、効率化が図れます。
また、ただ何度も書くだけでなく、色ペンをつかってみる、あえていらない紙に大きく書いてみる、連想できるものを探してみるなど、各自で記憶しやすい工夫をすることで覚えやすくなります。
繰り返しチェックだけでも?
ということで、繰り返しのチェック(1日目と2日目に相当)の部分をしっかり行うだけでも大いに効果があります。
その場合、2日だけではなく、短い時間でも良いので、毎日、必要な範囲を連続して繰り返しチェックをして、しっかり記憶するように工夫することが重要です。
音声教材
音声教材は、3日目以降に相当する学習を十分に(あるいはほとんど)行えない場合でも、何らかの形で活用すると、非常に有効です。
ひとまず、すぐに音声が聞ける状態にして、すき間の時間で、とにかくまずは聞いてみるのも有効です。
CDだけでなく、アプリ・音声ダウンロードも利用できるので、利用しやすいフォーマットで利用していきましょう。
ダウンロード版などを利用する場合は、使い方を工夫すると、再生スピードを調整できます。ちょっと遅いと感じる場合は、早めのスピードに調整することで、学習の効率化が図れます。
少しだけでも
時間がない。なかなか取り掛かれないという場合でも、とにかく、少しだけでも見てみる、チェックしてみることがまずは大切です。
パッと少しだけでも進める重要性を、以下にまとめます。
短時間での学習の効果
単語チェックは、短時間でできるため、忙しい日常生活の中でも取り組みやすいです。たとえば、通勤時間や待ち時間など、空いた時間に手軽に行えます。
短時間であっても、少しだけの単語チェックは、学習の断片化を防ぎ、継続的な学習を促進します。
単語の定着度向上
少しずつでも継続的に単語をチェックすることで、単語の定着度が向上します。毎日少しずつ学習を続けることで、徐々に単語が脳に定着しやすくなります。
繰り返し学習することで、単語の意味や使い方を忘れにくくなり、記憶力が向上します。
学習のモチベーション維持
少しずつでも効果が実感できるため、学習のモチベーションを維持しやすくなります。学習の成果を実感することで、次回の学習に対する意欲が高まります。
成果を確認できるため、続けることが容易になり、学習継続の壁が低くなります。
まとめ
とにかく単語集を、どのような形でも、少しでも、何らかの形で上手く活用していくことが大切です。
特に、英単語集での英単語のチェック方法については、ユメタン以外の他の英単語帳(「システム英単語(駿台)」・「速読英単語(風見寛・Z会)」・「STOCK(関正生・文英堂)」・「英検パス単(旺文社)」など)でも同様です。
これは、どの単語集でも同じです。
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