「英語Keyワーク」を進める上でのポイント・どう活用するか?

今回は、多くの塾で使われている教材、
「Keyワーク(キーワーク)」について。

違う塾・同じテキスト
1人で分析できる
裏技・ショートカット

といったことなどをお伝えします。

もちろん、当教室でも、
Keyワークを使用しています。

非常に良い教材で、上手く使えば、
定期テストも、高校入試もバッチリです。

今回は、そんなKeyワークの活用法・使い方について、
改めて見ていきます。

Keyワークに限らず、塾用教材を使っている方に役立つ内容になっています。
・着実に頭に入れるには、どうするか?
・点数アップのコツ
などをまとめています。

なお今回は、英語Keyワークに絞って見ていきます。

英語Keyワークの特徴


違う塾・同じテキスト
多くの学習塾で採用されているので、塾は違っても、同じキーワークを使っているケースは、特に英語の場合、かなり多くなっています。

検定教科書に準拠
塾があなたに合わせてくれる?

中学校の教科書別になっています。
Keyワークでは、5科目全て教科書準拠ですが、
英語の場合は、この、教科書準拠は特にありがたい。

学校の授業に合わせて学習を進められます。

全ての公立中学校、検定教科書をメインに使用する私立の中学校の生徒なら、
十二分にKeyワークを活用していくことができます。

コスパが良い


塾によって販売価格に差がありますが、
一番高い値段で買ったとしても、
十分お得です。

収録されている問題数、バリエーションともに、
非常に豊富で、充実しています。

ページ別/文法・単語別で細かく練習
教科書の見開き1ページ毎に対応した問題演習ができます。
教科書会社ごとに名前は異なりますが、
例えば、Lesson3の中の、Lesson3-2のみの練習ができます。

多くの教科書準拠の問題集は市販のものもそうなっていますが、
Lesson3丸ごとの問題しかないものもある中で、
細かいページ別で、復習がしやすくなっています。

1人で分析できる

さらに、
「文法練習中心のページ」
「進出語句中心のページ」
が分かれているため、そのページの何が苦手なのか把握しやすくなっています。

例えば、基本文・基本の文法事項は身についているので、
スムーズに文法部分の問題は解いて、練習していくことができるけれど、
隣のページの語句の問題はあまり解けない、というようになっていきます。

そのように、何を強化すべきかが見えやすくなっています。

使い慣れてくると、生徒1人で苦手分析も可能になってきます。

文法練習・単語練習がそれぞれ充実


そのLesson全体でも、
文法事項のみに絞った練習問題、
新出語句のみに絞った練習問題が、
それぞれ充実していて、細かく練習できます。

細かな練習で、どこを覚えていないのかが確認できます。

使い方・注意点


ここでの使い方・注意点は、Keyワークに限らず、
全ての英語教科書準拠教材で共通して使えるものが多くなっています。

学校・塾の進み方に合わせて
基本的には、学校の進度、あるいは、
塾の進度・指示にしたがって進めれば大丈夫です。

ただ、どのように、何を目標に進めるのかを意識すると、
定着度も違ってきますので、以下の内容も参考にしてみてください。

なんとなくしっかり身についているか不安な場合も、
使い方・注意点を再確認していきましょう。

1回目・できてなくても良い


1回目の出来は、あまり気にしなくても大丈夫です。

1回目で問題が解けなくてもあまり気にしてはいけません。
特に、新しい語句についての問題(右側のページ)は、
ほとんど解けないかもしれません。

何を解けなかったのか、何を覚えていなかったのか確認する。
それが大切です。

2回・3回くりかえす


1回目でできなかった問題にチェックを入れて、
2回・3回と繰り返していきましょう。

ただ、1回目はできていた問題でも定着が怪しいものも
多い可能性があるので、出来具合によっては、2回目も丸ごと解き直すのが無難です。

答えあわせ・見直しをして、2回・3回解き直して、
自力でできるようになるのが大切です。

2回・3回と繰り返していくために、
できれば直接書き込まずに、ノートに練習するか、
コピーして練習しましょう。

もう書き込んでしまったけれど、
実は出来がよくないページは、
塾などにあるKeyワークをコピーして練習するか、
答えの部分を何かで隠しながら、再確認していきましょう。

3秒テスト・10回テスト
とにかくしっかり覚える。
そのためには、例えば
「3秒テスト」「10回テスト」です。

書かなくても、問題を見て、一瞬で3秒以内に答えが出るかバンバン繰り返す「3秒テスト」を、多ければ「10回」繰り返してみるのも面白いです。

カンニングし放題?
解答を見ながら丸ごと書いて練習

1回目で何も思いつかない場合は、
思い切って解答を見ながら、文を丸ごとノートに書いていきましょう。
そのように書き写して練習をして、
可能であれば声をだして練習をして、
その後で、自力でできるか再チャレンジしましょう。

この練習は、問題を解いて、答えあわせをした後に、
できなかった問題を復習する時にも有効です。

問題を解いて答えあわせをして、
できなかった問題について、
英文を丸ごとノートに書き写して、
声に出して練習をしましょう。

自分で問題集を進めるときは、ある意味カンニングし放題ですから、
とにかく最終的に自分のものにすることを意識して、学習を進めましょう。

教科書本文を読んでから練習


授業でならったものの、覚えているか自信がない場合は、
改めて教科書本文を読んでから問題に取り組みましょう。

本文を読む際は、可能であれば音読をしましょう。

声を出しにくい場所で勉強する場合でも、
「頭の中で声を確認する」
「小声で読んでみる」
などで、上手く音を意識した練習をしましょう。

音読・音声の活用
問題練習が終わった後も、
時間を見つけて教科書を音読して復習しましょう。

教科書準拠のCDなどの音声教材を持っていれば、
それも聞いて、復習しましょう。

Keyワークでの問題練習のみでも十分に力がつきますが、
音読・音声教材も併用すると、さらに頭に入ります。

イメージとしては、テスト問題を解いていると、
頭の中に英文が浮かんで、それをそのまま書く感じになります。

そのような状態になっていれば、
定期テストでミスも減らすことができますし、
模擬試験・実力テストでの得点・偏差値も伸ばしやすくなります。

脳をダマす
繰り返し学習をする、できれば問題を解いて知識を使うことで、
脳は、その知識が生きるのに必要なものだと勘違いします。
実際、テストで必要な知識ですが、それにより、脳に知識が定着していきます。

ショートカット・裏技
時間が無い→各ページ別の問題をダッシュで

あまり時間が無い場合は、
ページ別(例:Lesson3-2)の問題のみをダッシュで解きましょう。

重点練習問題・Keyプラスは飛ばしてもOKです。

その代わり、練習した問題は、自力でできるように解き直しましょう。

当面の目標は?
自力で問題が解ける
学習を進めていく上での当面の目標は、
「自力で全て問題が解けるようになること」
です。

当たり前のようですが、
解いて答えあわせをして、間違いを放っておくと、
この目標は達成されていません。

その状態では、当然ながらテストで十分な点数は取れません。

「同じ問題を解いて意味があるの?」
とさえ考える人もいるようですが、
「同じ問題すら解けない」
のに、
テストの問題が解けるわけがありません。

逆に、自力でできるようになってしまえば、
定期テストには、ほとんど、やったことのある問題が出ます。

基本文を何も見ずに書ける・言える
「目標」としてもう一つ意識して欲しいのは、
「教科書の基本文を、何も見ずに書ける・言える」
です。

何も見ずにというよりも、
日本語訳から、パッと英語が出てくるようにする感じです。

その状態になっていれば、
テストでの英作文も楽々書けますし、
スピーキングでも使えるようになります。

市販の参考書ならどれ?


Keyワークを持っていなくても、
学校のワークや、市販の参考書を上手く活用しても、
もちろん力をつけていくことができます。

市販の教科書準拠のワークについて、
改めて見ていきます。

中間・期末の攻略法(文理)
薄いけど濃い問題集

薄い問題集です。
薄い問題集ですが、繰り返し解いて、
全問自力でできるようになれば、
しっかり点数が取れるようになっています。

意外と自力でできるまでには大変かもしれません。
粘り強く、繰り返し解きましょう。

間違えた問題を本文ごと書いて、声に出して読んで、
教科書の音読も繰り返し行いましょう。

教科書ワーク(文理)
やはり定番・バランス

定番の、
「中学教科書ワーク」。

「中間・期末の攻略法」よりも、
厚く、問題数も多めです。

じっくり取り組みましょう。
使い方は、これまで述べた内容と同様です。

教科書ガイド(文理)
ショートカット→頭に入ればOK!

こちらも定番の「教科書ガイド」。

特徴としては、教科書の全文訳と解説がメインです。
そもそも教科書の理解度が低い場合、効率を追求した場合には、
こちらを用意するのも手です。

ただし、これだけでは、点数を取りにくいので、
学校から配られたワークや、
教科書準拠のワークをしっかり練習する必要があります。

教科書準拠のCD
教科書準拠のCD。
学年の最初に案内されていて、
購入した方も多いと思います。

これを予習・復習に使うのももちろんアリ。

ノート・ペン不要?

疲れているときは聞き流すだけでも、
学習効果があります。

聴きながら、声に出して一緒に本文を読んでみる、
シャドーイングをやってみるのも面白いですよ。

実は持っていないという場合でも、大型書店・ネット通販で入手可能です。

「わかりやすい」参考書の注意点
全教科書共通で使える、
「わかりやすい」参考書についても少し。

全教科書共通の、「わかりやすい」参考書。

代表的なものでは、
「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ
「とってもやさしい」シリーズ
があります。

一気に復習する場合に
「わかりやすい」は「わかりやすくない?」

レイアウトも見やすく、一見使いやすそうですが、
予習に使おうとすると、意外と難しかったりします。

予習には、教科書準拠の教材の方がおすすめです。

ある程度学習がすすんだところで、一気に復習するのにちょうどいい教材です。

私立中高一貫校での予習・裏技
背伸び進学校で使える裏技

「ニュートレジャー」や「クラウンプラス」
などを使用する私立中高一貫校では、
教科書準拠の教材があまり多くありません。

その場合に、
「ひとつひとつわかりやすく」
を予習に使うと、授業についていきやすくなります。

レベルの高い教科書と言えども、
1レッスンあたりの語数が少しづつ多く難しく見えるだけで、
基本から積み上げていくのは同じです。

「中学英語をもういちどひとつひとつわかりやすく」
「中学英単語をひとつひとつわかりやすく」
を活用しつつ、
中3あたりで、高校レベルに入るので、
「高校英文法をひとつわかりやすく」
を併用していくと、スムーズに学習が進みます。

学習法まとめ
中学英語の学習法について改めてまとめます。

ポイントは、
・Keyワークなどの教科書準拠の教材は、自力でできるまで繰り返す。
・自力でスムーズに問題が解けると、点数が取れる。
・教科書の音読もしっかり行う。

です。

いろいろバランスよく、学習を進めていきましょう。

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