英語リスニング・英語長文の問題を、まちがえてしまう理由を分析してみる

今回は、
「英語リスニング・英語長文の問題を、まちがえてしまう理由を分析してみる」
というテーマです。

主に、高校生以上で英語学習がある程度進んだ方向けの内容です。
（英検・TOEIC対策でも参考になるかと思います。）

リスニング問題と長文問題。そもそも違うものですが、案外共通する部分もあったりするので、今回は思い切ってまとめて書いてみます。

まず、間違える理由を、ざっと列挙してみます。

間違える理由

単語の発音が聞き取りづらかった
スピーカーのアクセントが理解しづらかった
速いトーンで話されたため、情報を逃してしまった
重要なキーワードやフレーズを見落としてしまった
文脈や背景情報が不明瞭で、文の意味を把握できなかった
語彙力不足により、単語の意味を正確に理解できなかった
文法のルールや文構造の理解が不十分で、文の構造を誤解した
文章の主旨や目的を見誤ってしまった
テーマやトピックが不慣れで、内容を理解しづらかった
疲労や集中力の欠如により、情報を処理する能力が低下した
ストレスや緊張により、情報の受け取りが困難になった
リスニングスキルや読解力が不十分で、情報の取捨選択が難しかった
聴覚や視覚による情報処理の限界により、一部の情報を見逃してしまった
問題の形式や文型に慣れておらず、対応が遅れた
情報の一部が曖昧で、正確な回答が求められる問題で迷った

一部、リスニング問題のみでのものもありますが、リスニング・長文に共通する理由出してみました。

この中から、２つ、さらに掘り下げてみます。

テーマ・文脈

テーマや文脈や背景情報が不明瞭な場合、英語リスニングの問題や英語長文の問題を間違える可能性が高まります。

不明瞭な文脈

文脈とは、文章や会話の中での情報のつながりや関係性を指します。
もし文脈が不明瞭である場合、話の前後関係や文の流れが理解しづらくなります。
例えば、話の背景や登場人物の関係性、場所や時間の設定などが把握できないと、文の意味や情報を正しく理解することが難しくなります。

文章の意味の把握

文章の意味を正確に理解するためには、単語やフレーズの意味だけでなく、それらの文脈内での意味や使われ方も重要です。
もし知っている話題ではあるが、文中の特定の表現がなじみのないものである場合、その文の意味を正しく把握することが難しくなります。
また、言葉のニュアンスや慣用表現も理解しづらくなる可能性があります。

語彙力・知識不足

単語の意味の不確かさ

単語の意味を正確に理解することは、リスニングや長文読解において重要です。
もし単語の意味を完全に知らない場合、その単語が含まれる文や文脈を正しく理解することが難しくなります。
また、一部の単語は複数の意味を持つことがあり、文脈によって異なる意味を持つこともあります。

なじみのない使い方

知っている単語でも、文中でなじみのない使い方をされる場合、意味を正確に理解することが難しくなります。
単語の使い方は文脈によって異なり、特定の表現やイディオム、慣用句と組み合わせて使用される場合があります。
そのような使い方に慣れていないと、単語の意味を正確に把握することが困難になります。

コロケーションの不理解

コロケーションは、単語同士がよく一緒に使われる固定的な組み合わせのことを指します。
もしコロケーションを把握していない場合、単語を単体で理解しても、文脈内での正しい意味や用法を把握することが難しくなります。
例えば、「strong coffee（濃いコーヒー）」という表現は一般的ですが、「powerful coffee」ではなく、「strong tea」という表現もあります。