きめる!共通テスト日本史(学研)共通テストに限らず、色々使える

今回は、
「きめる!共通テスト日本史(学研)」
のいろいろな使い方・特徴などについての話です。

大学入試全般〜中学入試にも使える?!

「きめる!センター日本史」
というタイトルの通り、
大学入試センター試験に対応した参考書です。

内容としては、高校日本史をわかりやすく解説したものですので、
現行の大学入試センター試験のみならず、
2021年1月実施の大学入学共通テスト、
大学入試全般に使えます。

さらに、イラスト・図解を多用しており、
非常に読みやすいため、大学入試のみならず、
歴史大好きな中学生・小学生も面白く読めます。
社会人の読み物としても面白い内容です。

それくらい、わかりやすく書かれています。


特徴

「きめる!共通テスト」シリーズ

人気の、「きめる!共通テスト」シリーズの一冊です。
シリーズ全て、赤くて分厚い参考書です。
旧版の「きめる!センター日本史」と同様に約400ページあります。

ページ数は多いですが、
図解・イラストを多用して、読みやすいレイアウトになっており、
噛み砕いた説明になっているので、とても読みやすくなっています。

流れがつかめる

漫画や小説を読む感覚で、
どんどん読み進めて、流れをつかみましょう。

ひとつひとつの細かな語句を気にするよりも、
流れ・ストーリーをつかむことを意識することがポイントです。

なんとなく読んで、なんとなく内容を忘れても構いません。
その代わり、繰り返し読んで、少しずつ、
流れを頭にいれていきましょう。

覚えにくい部分も、改めて読んでみると、
全体の流れ、因果関係、ストーリーが掴めてきて、
覚えやすくなっていきます。

イラスト・図解・カラフル

流れをつかむ、いわゆる講義系参考書は数多くありますが、
これは、とにかく、イラスト・図解・写真がカラフルで見やすいのが特徴です。

たまに、ちょっとしたマンガも入っています。

レイアウトが秀逸で、とにかく読みやすく、
パラパラめくりやすくなっています。

分厚い

分厚いです。
約400ページあります。

厚いから大変そう、難しそうというのは間違いです。

むしろ、ページを多く使って、
噛み砕いて、イラスト・図解を多用して説明することで、
変に薄いものよりも、頭に入りやすく、読みやすくなっています。

なお、ページ数は非常に多いのですが、
初めて勉強する人向けに、難易度が高めの語句は、
思い切ってカットしてあるところもあります。

基本的なものについての理解が深まり、
上位校で出題される応用的な部分は別に補う必要もあります。

厚いからこそ読みやすい

「厚いからこそ読みやすい。」
という視点は、参考書を選ぶ際のポイントです。

厚いと大変そうという先入観を持ちがちです。
しかし逆に、
ひとつひとつの説明が丁寧で、
問題集であれば、問題練習も十分にできるということもあります。

例えばアメリカの学校教科書は辞書のように分厚かったり、
日本でも、塾用テキストは厚めのものが多いです。

持ち運びは大変ですが、
「厚さ=わかりやすさ」
ということもあるという視点も大切です。

共通テスト試験に対応

共通テストに対応している部分としては、
以下の通りです。

・歴史用語よりも、歴史の中身を理解しているかが問われやすい。
・何が、どう理由でどうなったのかをつかむことが大切。
・センター試験の正誤問題では、時期のひっかけ問題が多い。
・「いつのことか」を意識しながらストーリーをたどることが大切。
・共通テスト試験では、私立大学よりも生活分野の問題が目立つ。

このようなポイントを踏まえて書かれていますが、
このポイントのほとんどは、大学入試の日本史全般に共通する部分です。

大学入試センター試験の後継となる、
大学入学共通テストでも、この傾向は続くと思われます。

それ以外の差


当然、出題傾向に差があります。

差があるため、共通テスト以外をメインに考えている場合は、
この「きめる!共通テスト日本史」の活用は流れをつかむところにとどめましょう。

それでも十二分に活用できます。


いつ使う?

日本史選択なら全員対応


「大学入学共通テストを受験する予定は無い」
という人も、日本史受験ならば全員使える内容です。

学習初期に

日本史の学習を始めたばかりの時に、
流れをつかむために読むのに使えます。

このような、わかりやすく書かれた参考書を
バーっと読んで、流れを掴んでから、
必要な語句を覚えていくと、スムーズに学習に入っていくことができます。

別の問題集・一問一答などで問題を解きつつ、
合わせて読むと、
覚えやすく、応用的な問題にも対応しやすくなります。

授業と併用

高校の授業と併用するのもアリです。
授業の予習復習・定期テスト対策にも使えます。

予習復習なんてマジメにやっていないし、
授業なんて聞いていない。
そんな人でも、テスト前にこれを読んで、
流れをつかんで、必要な語句を覚えていくと、
効率よくテスト勉強ができます。

もちろん、しっかり授業を受けている人も、
授業で全てをつかむのは難しいと思います。

そんな場合でも、この本で確認して、
必要な語句を覚えていくことで、
しっかり確実に、学習をすすめていくことができます。

常に戻ると理解が深まる

1回読んでおしまい!
あとはひたすら一問一答!

そんな使い方はもったいない!

気になったら、
本書に戻って確認しましょう。

理解が深まり、対応できる問題が増えます。

この本に限らず、
講義系・詳しい説明をした参考書を軽く見返していくことで、
効率よく学習が進みます。



使い方&注意点

気楽に読もう

注意点・・というほどのものでもありませんが、
とにかく、気楽に読みましょう。

1回目は、なんとなくパラパラめくるだけでも構いません。

語句を覚えるというよりも、
流れをつかむイメージです。

マンガや小説を読む感覚で、気軽に読んでいきましょう。

基本的にわかりやすく書かれていますが、
分野・時代によっては読みにくい部分もあるかもしれません。

その場合は、そこは飛ばし気味でも構いません。
とにかくサーっと読んでいってしまいましょう。

何度も読もう

とにかく気楽にサーっと読んでいってOKですが、
「1回読んで終わり」
は、もったいない!

繰り返し読みましょう。

問題を解いてみて、
気になるところをもう一回。

そんな使い方もOK!

とにかく、サーっとで構わないので、
繰り返し読んでいきましょう。

細かい話は別で


本書は、流れをつかむのに使います。

細かい内容、応用的な内容については、
別の本で補いましょう。

例えば、ちょっと細かそうな、知らない語句を調べるのには、
「日本史用語集(山川出版社)」
を使いましょう。

いろいろ調べると、理解が深まります。
ただし、時間のかけすぎに注意しましょう。

覚えるのは別で

「覚える」作業は、
別の本で補いましょう。

学習初期で、たくさん覚えるのは大変という場合は、
「とってもやさしい日本史(旺文社)」
からスタートすると入りやすいです。

標準的なものとしては、
「スピードマスター日本史問題集」
を併用すると、ちょうどいいでしょう。

ある程度語句が入っていれば、
「一問一答」をとことん使っていきましょう。

読みやすいなら多く使っても

流れをつかむタイプの参考書は、
もう1冊用意するのもアリです。

特に上位校を狙う場合は、
「日本史講義の実況中継」
も読んでみると、難しめの内容も含めた流れも理解できます。


本書を読んだ後であれば、
改めて学校教科書を読んでみると、内容が入りやすくなっているはずです。

そのような形で、時間をかけすぎない範囲で、
いろいろ読んでみても、無駄にはなりません。

読みにくいならマンガも

わかりやすく書いてありますが、
それでも読みにくいという場合は、
先に歴史漫画を読んでみるのも手です。

もちろん、大学入学後は、
難しい専門書をバンバン読んでいくはずですので、
文章を読むことに、しっかり慣れていかなければいけません。

その他・いろいろな使い方

歴史好きな小学生・中学生も

読みやすい内容なので、歴史好きな小学生・中学生も、
読み進めることができます。

読み物としてよんでみても、面白い内容です。

もちろん、大学受験向けの参考書なので、
細かすぎる語句も入ってきますが、興味があれば、
読み進めていくと面白いです。

なお、中学受験に関しては、
大学受験の参考書を活用できるケースもあります。

大学受験向けの、
社会科(地理歴史・公民)・国語(現代文)の入門レベルの参考書は、
中学受験対策にも使える場合もありますので、
無理のない範囲で活用してみましょう。

社会人の読み物としても

もちろん、日本史が好きな社会人の方の読み物としても活用できます。

歴史検定・クイズなどにも使えます。

「そうだったのか」
と思う部分も出てきて、面白いかもしれません。


いわゆる思想的なクセがないので、
その点でも、読みやすいと思います。



使い方まとめ

どんどん読み進める

漫画や小説を読む感覚で、
どんどん読み進めて、流れをつかみましょう。

ひとつひとつの細かな語句を気にするよりも、
流れ・ストーリーをつかむことを意識することがポイントです。

なんとなく読んで、なんとなく内容を忘れても構いません。
その代わり、繰り返し読んで、少しずつ、
流れを頭にいれていきましょう。

覚えにくい部分も、改めて読んでみると、
全体の流れ、因果関係、ストーリーが掴めてきて、
覚えやすくなっていきます。

流れをつかむ

とにかく、
「流れをつかむ」のに使います。

細かい語句は気にせずに、
バンバン読み進めていきましょう。

授業と併用

高校の授業との併用も可能です。

授業だけではわかりにくいところも、
合わせて読むと、理解しやすくなります。

授業ちゃんと聞いてなかった!
という場合も、テスト前に読むと、
効率よく学習が進みます。

細かい話は別で

細かい内容、応用的な内容については、
別の本で補いましょう。

例えば、ちょっと細かそうな、知らない語句を調べるのには、
「日本史用語集(山川出版社)」
を使いましょう。

いろいろ調べると、理解が深まります。
ただし、時間のかけすぎに注意しましょう。

覚えるのは別で

「覚える」作業は、
別の本で補いましょう。

学習初期で、たくさん覚えるのは大変という場合は、
「とってもやさしい日本史(旺文社)」
からスタートすると入りやすいです。

標準的なものとしては、
「スピードマスター日本史問題集」
を併用すると、ちょうどいいでしょう。

ある程度語句が入っていれば、
「一問一答」をとことん使っていきましょう。

細かい話・暗記は別

他の参考書との併用方法をまとめます。

細かい内容の確認には、
「日本史用語集(山川出版社)」
を使いましょう。

暗記には、
「とってもやさしい日本史(旺文社)」
「スピードマスター日本史」
「一問一答」
を別に使いましょう。

上位校を狙うならもう1冊・理解本

流れをつかむタイプの参考書は、
もう1冊用意するのもアリです。

特に上位校を狙う場合は、
「日本史講義の実況中継」
も読んでみると、難しめの内容も含めた流れも理解できます。

「きめる!センター日本史」
を読んだ後であれば、
改めて「高等学校の教科書」を読んでみると、
内容が入りやすくなっているはずです。

まとめ

「きめる!共通テスト日本史」の使い方
・流れをつかむのに使う
・細かい話・暗記は別の本を併用
・上位校を狙う場合は、学校教科書・実況中継も使う

一英塾 勝田台校 – (katsutadai-study.net)

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