今回は、学校や塾での勉強はどのように将来役に立つのか、はたまた、どの点で役に立たないのかについて、いろいろと見ていきます。
主に、小中学校での学びが仕事で役に立つ点と役に立たない点について説明します。
学校・塾での学び
役立つ点
小中学校での学びが仕事で役に立つ点
基礎学力の構築
小中学校では、言語や数学などの基本的な学力が身につきます。
これらの基礎学力は、仕事でのコミュニケーション、文書作成、数値処理などの基本的な業務に役立ちます。
学習習慣の形成
学校での学びは、定期的な学習や課題の提出など学習習慣を身につける機会です。仕事でも継続的に学び、成長し続けるための学習習慣が重要です。
コミュニケーションスキルの養成
学校ではクラスメイトや教師とのコミュニケーションが行われます。適切な挨拶やコミュニケーションスキルの基礎が身につき、職場でのコミュニケーションに役立ちます。
チームワークの経験
グループプロジェクトやスポーツなど、学校での集団活動はチームワークを養成します。職場でもチームでの協力が必要な場面が多いため、この経験が役立ちます。
役立たない点
小中学校での学びが仕事で役に立たない点
実務経験の不足
小中学校での学びは理論的な学問が中心であり、職場で必要な実務経験を得ることは、当然ながらほとんどできません。
専門的スキルの欠如
小中学校では一般的な教養が学ばれますが、特定の職業に必要な専門的なスキルや知識を習得するためには、専門教育や実務トレーニングが必要です。
現代の技術やツールの習得
小中学校では最新の技術やツールを習得する機会が限られているため、それぞれで、仕事で必要なデジタルスキルなどを学ぶ必要があります。
職業に合わせたマナーやビジネススキルの不足
小中学校での学びでは、職場で求められるビジネスマナーや専門的なビジネススキルを習得する機会が限られています。
総じて、小中学校での学びは基礎的な学力や学習習慣、コミュニケーションスキルの構築など、仕事に役立つ基盤を築く一方で、実務経験や専門的スキル、現代の技術については職業に応じた教育や経験が不可欠となります。
コミュニケーション
学校での集団生活において、コミュニケーション力の基礎が身につくと言われます。
しかし、学校での集団生活は確かにコミュニケーション力を養う有用な経験ですが、職場やコミュニティは異なる特殊な空間であるため、学校での経験が必ずしも完全に役立つとは限りません。(もちろん、コミュニケーション力が非常に高く、どこでもうまくいってしまうというケースもあります。)ひとまず今回は、学校での集団生活が仮に上手くいかなくても大丈夫な理由を以下に示します。
異なる社会的文化とルール
学校や職場、コミュニティはそれぞれ独自の社会的文化やルールを持っています。学校で養ったコミュニケーションスキルが他の場所でも完全に通用するとは限りません。新しい環境に適応するためには、柔軟性が必要です。
役割や目的の違い
学校と職場・コミュニティでは、それぞれの目的や役割が異なります。学校では主に学びを重視し、知識やスキルを習得しますが、職場やコミュニティではプロジェクト達成や共通の目標達成が求められます。したがって、コミュニケーションの焦点やスタイルも違ってくることがあります。
個人の特性と相性
人間関係は個人の性格やコミュニケーションスタイル、バックグラウンドなどによって大きく影響を受けます。学校でうまくいっても、職場やコミュニティではうまくいかないこともあり、逆もあります。それぞれの職場・コミュニティによっても異なります。それぞれの環境において、自身の強みをうまく生かせるかどうかが重要です。
成長と学びの過程
コミュニケーション力は、成長と学びの過程でもあります。学校での集団生活が上手くいかなくても、あるいはその他のコミュニティでうまくいかなくても、その経験を通じて自己理解や他者との関係性について学び、成長する機会になります。
以上の理由から、学校での集団生活が必ずしも他の場所に完全に役立つとは限らないことを理解することが重要です。失敗やうまくいかない経験も、人間関係やコミュニケーション能力を向上させるための貴重な学びの一部として捉えることができます。いずれにしても、それぞれの環境において、柔軟性を持ち、相手を理解する姿勢でコミュニケーションを進めることが大切です。それがうまくいったりいかなかったりと、様々です。
いずれにしても、それぞれの状況で、できることを進めていくことが大切です。
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