単元の後半の難しいものを、思い切って後回しにするという戦略

今回は、
「小さな単元の後半の難しいものを、思い切って後回しにするという戦略」
というお話です。

「戦略」といいつつも、
実は、ある程度要領のいい生徒さんは、なんとなく無意識にこれをやって、しっかり上手くいっています。

一般的な問題集の構成

教科書・問題集の構成は、多くの場合

単元1 易しい→ふつう→難しい
単元2 易しい→ふつう→難しい

というような構成になっています。

詰まった場合は?


単元1の難しい部分で詰まった場合、一旦単元2に進むのも手です。

これには、以下のようなメリットがあります。

A モチベーションの維持:
単元1の難しい部分に長時間取り組んでも理解が進まない場合、モチベーションが低下することがあります。一旦単元2に進むことで、新しいトピックや問題に取り組むことができ、モチベーションを維持しやすくなります。

B 単元2の最初の方が簡単・効率化できる:
単元2の最初の方が簡単で、単元1の基本的なところがわかってさえいれば、スムーズに理解が進むということが多くあります。これにより、学習を効率よく進めることができます。

C 関連知識の取得:
単元2では、単元1とは異なるトピックや概念が学習されますが、それらは単元1の内容とも関連があります。単元1の難しい部分に詰まっている間に、単元2の内容を学ぶことで、新たな視点や知識を獲得し、単元1の理解を深める手助けになります。

D 再理解:
単元2まで進んだ後、再度単元1の難しい部分に取り組むと、新しく獲得した知識を活かして理解することができます。単元2での学習を通じて、単元1の難しい部分に対する新たなアプローチや視点を得ることができ、より理解を深めることができるでしょう。

ただし、単元2に進む際には、単元1の難しい部分を完全に放棄するのではなく、後日再度取り組むことを心掛けましょう。理解が進んだ後に戻ってみると、以前よりもスムーズに取り組める可能性があります。
(もちろん、目標によっては、完全に飛ばしても問題ない場合もあります。)

重要なのは、自分の学習スタイルや理解の度合いに合わせて、柔軟に学習することです。単元2に進むことで新たな刺激を得ながら、単元1の難しい部分に取り組む意欲を保ちつつ、より効果的な学習を進めていきましょう。

易しい問題集

ちなみに、
「やさしい」
「わかりやすい」
ということを売りにしている問題集があります。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ(学研)
「とってもやさしい」シリーズ(旺文社)
などです。

これらの問題集では、

単元1 易しい→ふつう→難しい
単元2 易しい→ふつう→難しい

ではなく

単元1 易しい→ふつう
単元2 易しい→ふつう

のような構成になっており、応用的な部分・難しい部分は、ある程度カットしてあります。カットされていても、それぞれの応用的な部分なので、飛ばしても、全体の理解に支障が無いようになっています。

(そもそも、英語・数学以外の科目は、積み上げの要素がそれほど多くはないので、途中の単元から始めても、さほど問題が無い場合が多かったりします。)

いずれにしても、問題集の最初から最後まで、いきなり最初から完璧にしようとするのではなく、ある程度飛ばしながら、あるいは、緩急をつけながら、行きつ戻りつで進めても、それほど問題はありません。むしろ効率よく、進めることができ、「うー、わからない。」と煮詰まらずに、モチベーションを保って進めやすくなります。

できることにフォーカスし、より完成度を高めることで、次の段階にスムーズに進むことができ、モチベーションを保ちやすくなります。

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