「英語長文問題ソリューション」を、とことん使い倒す【解く・復習・音声・音読】

「大学入試 レベル別 英語長文ソリューション」シリーズは、
スタディサプリ・肘井学先生の長文問題集です。

大学入試向けの英語長文問題集には様々なものがありますが、このシリーズはバランスが良く、取り組みやすい長文問題集になっています。

通常版(レベル1・2・3)と、
最新テーマ編(レベル1・2・3)の
合計6冊で構成されています。

書籍データ

名前:大学入試 英語長文問題ソリューション
出版社:かんき出版
著者:肘井学
ページ数:約150ページ(×6冊)
収録問題数:各10問

レベル:
レベル1=スタンダードレベル(日東駒専・産近甲龍・北海学園大・福岡大・神田外語大ほか中堅私大など)

レベル2=ハイレベル(GMARCH・関関同立などの難関私大・上位国公立大)

レベル3=トップレベル(旧帝大などの最難関国公立大・早慶上智などの最難関私大)

上記のレベルはあくまで目安です。受験する学部学科などにより異なる場合があります。日東駒専の難易度の高い学部学科・入試形式と、GMARCHの中でさほど難易度の高くない学部学科・入試形式では、基準となる偏差値がさほど変わらなかったり同じだったりします。

また、例えばレベル3の大学を目指す場合でも、学習の進行状況により、レベル1やレベル2を先に行う方が効率よく学習が進みます。

特徴

復習しやすい長さ

このシリーズの最大の特徴は、レベルにかかわらず、300語~500語前後の長文問題で統一されている点です。

これは、繰り返し音読して復習しやすいようにするため、そのようになっています。

もっと長いボリュームの長文が出される大学・学部を受験する場合も、まずは、これらの長文を練習し、とことん復習することで、さらに長い長文に挑みやすくなります。

バランスのとれた収録問題

様々な点でバランスの取れた収録問題になっています。

私立・国公立・マーク・記述をバランスよく収録しています。

レベル1・取り組みやすい

特に、レベル1は英語がそれほど得意ではない人でも、取り組みやすい問題が多く収録されています。高1・高2の早いうちから少し長文問題に慣れておきたいという場合にも活用できます。

構成

問題部分が別冊になっています。

本編には、解答解説・重要語彙リスト・全文の構文図解・全文訳・音読用白文が、それぞれの問題について収録されています。

ネットから、それぞれの長文の音声を無料でダウンロードできます。

使い方

基本的な使い方は、それぞれの本の冒頭に詳しく記載されています。

それをこまめに参照しながら、使っていきましょう。

問題を解く→答え合わせ→英文理解・単語確認→音声を聞きながら音読

というのが、基本的な使い方の流れになります。

解きやすいのは

なお、多くの人にとって一番解きやすい問題は、

「大学入試 英語長文問題ソリューション 最新テーマ編 スタンダードレベル (レベル1)」

の前半に収録されている選択問題中心の長文のうち、自分にとってなじみのあるものだと思うので、どれから取り組もうか迷っている場合は、そこから取り組んでみましょう。

英語長文 その他の問題集

なお、大学入試向けの英語長文問題集は、様々なものが多く出版されています。

基本的に、現在メジャーな多くの英語長文問題集は、ほぼ同様の構成になっているので、それぞれの利用法を確認しつつ、同じような利用法で使っていくと、それぞれに効果が出るようになっています。

現在メジャーなものとしては、以下のものがあります。

「大学入試 レベル別 英語長文ソリューション」シリーズ(かんき出版・肘井学)
*今回紹介しているものです。

「ゼロから英語長文が面白いほどわかる本」(KADOKAWA・肘井学)
「The Rules 英語長文問題集」シリーズ(旺文社・関正生)
「大学入試問題集 英語長文ポラリス」シリーズ(KADOKAWA・関正生)
「大学入試 英語長文ハイパートレーニング」シリーズ(安河内哲也・桐原書店)」
「英語長文レベル別問題集」シリーズ(安河内哲也・東進)
「イチから鍛える英語長文」シリーズ(学研)
「合格へ導く英語長文Rise 読解演習」シリーズ(Z会)
「やっておきたい英語長文」シリーズ (300, 500, 700, 1000)(河合出版)

上記の問題集は「やっておきたい」シリーズを除いて、何らかの形で音声教材が付属しています。

いずれの問題集を利用する場合も、

問題を解く→答え合わせ→英文理解・単語確認→音声を聞きながら音読

というのが大まかな流れになります。

なお、「やっておきたい」シリーズは、音声が無く、解説もコンパクトなので、2冊目以降の演習用に使うと効果的です。

上記以外にも多くの英語長文問題集が出されています。

塾用教材 音声利用

それぞれの予備校・学習塾などでも、独自の英語長文講座・英語長文テキストが出されています。

それらの学習サイクルも、上記を参考に進めていくと効果的です。

また、それらの学習塾の教材の一部(高校リード問題集など)にも、QRコードで読み取ることで英文の音声が利用できるようになっているものもあります。

音読の効果

英文の音読、音声を利用した復習には様々な効果があります。

以下、特に入試問題を解く点で効果的な部分について、説明していきます。

読解力の向上

音読は読解力の向上に効果的です。文章を音読することで、文の構造や文法の理解が深まります。口に出して読むことで、文の流れや接続詞の使い方、文法ルールの適用を実践的に体感することができます。また、繰り返し音読することで、特定の表現やフレーズが自然に身につくようになります。

文章の構造の理解

音読は、文章の構造を理解する上で効果的です。文章を音読することで、文章全体の流れや文のつながりを感じることができます。文の始まりと終わり、主題と詳細情報、因果関係などの要素を口に出して読むことで、文の構造や意味のつながりをより明確に理解することができます。

接続詞の使い方の理解

音読は接続詞の使い方を実践的に体感するのに役立ちます。接続詞は文や節を結びつけ、文の関係や論理を示す重要な役割を果たします。音読を通じて、文のつながりや意味の変化を体験することで、接続詞の意味や使い方を理解することができます。

なお、説明の都合上「接続詞」と表現しましたが、接続詞に限らず文章の論理的なつながりを示す接続詞・副詞・前置詞句などのディスコースマーカーを意識するのにも音読が効果的です。

(ディスコースマーカーは「つなぎ言葉」とも言われ、日本語では「さらに」「一方」「すなわち」などの語を表します。)

文法ルールの実践的な理解

音読は文法ルールの実践的な理解に役立ちます。文を音読することで、文法ルールの適用を実際に体感することができます。例えば、時制の使い方や動詞の活用形、代名詞の使用など、文法ルールに基づいて文を読み上げることで、正しい文法の使い方を習得することができます。

表現やフレーズの習得

音読は特定の表現やフレーズの習得にも役立ちます。繰り返し音読することで、頻繁に使われる表現やフレーズが自然に身につきます。これにより、実際の英文でよく使われる表現やフレーズを瞬時に理解し、文の意味を正確に把握することができるようになります。

英文に慣れる

多くの文を読んでいくことで、「英文を読むこと」そのものに慣れていくことができます。

ある程度単語・文法の学習が進んだら、長文読解の練習を行い、一つ一つの英文を、しっかり学習していきましょう。

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