今回は、あえて、TOEICのデメリットのようなものを少しだけお伝えします。
といっても、茂木健一郎さんあたりが言っている、脱ペーパーテストのような話では全然無くて、ちょっと個人的なエピソードをお伝えします。
TOEIC Listening & ReadingのIPテストで、
「あ、これは逆に点数を取らない方が良かったんじゃ・・」
という話です。
TOEICには企業・団体で一斉に受験できるIPテストというものがあります。
そのTOEICのIPテストを、新卒で入社した会社で、内定式の日か内定式の前後、入社する4月の約半年前に受験しました。
4月に入社予定の新卒の社員に、IPテストを一斉に受けてもらって、そのスコアも参考にして、配属を決めるということだったようです。
あくまでも、スコアだけでということではなく、スコアと、本人の適性・希望などと、各部署の空き状況を総合的に判断して決定していくということでした。
で、IPテストの結果は570点。今でこそ900点を超えましたが、当時は500点台でした。
この、570というスコア。入社予定の人の中で、半分よりちょっと上ぐらいとのことでした。
英語が苦手というわけではないね。それなりにできるね。なら、海外と多少書類やメールのやりとりがある部署でも、いけなくなないね。という具合です。
で、そういう部署になったわけですが、これは、今にして思うと、もっとグッと点数が低くて、全く完全に英語が関係ない部署の方が良かったかもしれないなあと思ったりします。結果的に、もちろん、それ以外の要素がいろいろと重なって、2年後ぐらいにその会社を辞めることになるわけですが、、TOEICのスコアがものすごく悪かったら、もしかしたら違ったのかもと思ったりします。
TOEICのスコア、500点台・600点台というのは、いろいろ要注意です。だいたい平均ぐらいのイメージですが、平均点として公表されているものは、比較的上の人が引っ張っている感じになるので、ものすごく得意な人を抜いた母集団では、500点台・600点台は、「英語が苦手というわけではなく、どちらかといえば半分より上、場合によっては英語を使う仕事もできなくはないかも。」ぐらいの位置づけになる場合があります。とはいえ、そのぐらいだと、そんなに英語ができるというほどではありません。もちろん、スコアは低めだけどコミュニケーション力はバッチリということであれば、それはそれでアリです。ただ、なんとなく、一応英語が大丈夫なぐらいのときに、ぬるっと英語がちょっとだけ必要な仕事になると、ちょっと大変なこともあるかも・・という、ふわっとしたお話でした。
キラキラ、わかりやすい話ではない、こんな話も、ということで、書いてみました。
500点台・600点台、なんとなく一番多いイメージです。この段階のときは、いろいろ、決断、選択が必要です。当面は英語とは関係ある仕事をうまく回避するのか、さらに英語力をつけて、800点台以上を狙っていくか、いろいろできないということを客観視しつつ、別の立ち位置をとるか、いろいろあります。
もちろん、英語が苦手という場合には、500点台をまずは狙うことで、ステップアップが可能になりますし、さらに、800点台を狙うと、様々に選択肢がひろがります。スコアが高ければ高いほど、メリットが大きいのは言うまでもありません。
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