英語の勉強法を、小説風に生徒と先生の会話にして書いてみました。

今回は、英語の勉強法について、ある生徒と先生の会話文にして、書いてみました。普通に説明するよりも、場合によっては読みやすいかも、ということと、なんとなく、変化をつけてみるということで、やってみました。
女性の先生と女子生徒の会話という設定になっています。
(この話はフィクションです。)

英語が苦手

「とにかく、英語が苦手なんです。どうしたらいいでしょうか?」
「例えば?」
「そうですね。とにかく、覚えることが多くて。なんか、並び順とかもよくわからなくて。何からやっていいのか。」
「じゃあ、とりあえず、全部やってみるしかないんじゃないかしら?英単語の暗記って言っても、いろいろあるしね。」
「はぁ・・・。でも、私の場合、とにかくたくさんあって。」
「たとえば?」
「えっと、単語と、それと、英語独特の発音や文法もあって、それを日本語に訳したりして、もうわけがわかんないんですよ。」
「うーん。確かに、そうよね。」
「はい。」
「でも、よく考えてみると、そんなにたくさんのことを一度に覚えられる人なんて、いないと思うのよ。」
「それはわかりますけど。」
「だから、あなたが言うように、一つ一つを順番にこなしていくしかないと思うんだけど。」
「はい。」
「それに、もし仮に、すべての英単語をマスターできたとしても、それだけでは足りないと思うのよ。」
「どうしてですか?」
「だって、実際に英文を書くとなったら、その英単語を使わなくちゃいけないんだもの。つまり、英単語の意味だけを知っていてもダメだし、もちろん、文章として成立している必要もないわ。ただ単に英単語を知っているだけでは意味がないのよ。」
「たしかに、そうですねぇ。」
「だから、しっかりフレーズで覚えておく必要があるわね。」
「はい。」

基本のフレーズ

「英単語というのは、ただ知っているだけではなくて、それを正しく使えるようになることが必要なのよ。」
「正しい使い方ですか?」
「そう。だから、簡単なフレーズを、少しずつ覚えていくことが大切。」
「はぁ・・・。」
「そして、ある程度まで進んだら、今度は、より複雑な言い回しを覚えていかなければならないわ。」
「複雑な言い回しというと?」
「そうね。たとえば、動詞によって、表現が違うでしょう?主語が変わるだけで、言い方が全然違ってくる。そういうことも覚える必要があるわね。」
「そうなんですか!?」
「えぇ。それこそ、かなり面倒臭い作業だけど、ちゃんとした文章を書いていくためには、避けて通れない道だと思うのよ。」
「うへぇ~!めんどくさっ!」
「面倒に見えても、知ってる表現を、少しずつ変えて練習していくと、どんどんできるようになっていくから、大丈夫!」
「はぁ・・・。がんばります。」

音声 音読 リスニング


「読み書きだけじゃなくて、英語の音をたくさん聞くのも大切よ。やることがたくさんあって、大変そうに見えるけど、音声教材を使った方が、実は楽なのよ。」
「そうなんですか?」
「うん。やっぱり、CDを聞きながらだと、耳からの情報が入るから、頭に入りやすいのよ。だから、最初は、なるべく音読するのがいいかも。」
「音読ですか。」
「そう。声に出して読むのが大切なのよ。」
「でも、私は恥ずかしくて、なかなかできないんですよね。」
「それなら、まずは聞くだけでも、小声でも大丈夫よ。」
「はい。」
「それと、リスニングの練習にもなるし、発音の矯正にもなって一石二鳥よ。」
「なるほどぉ・・・。」
「英語の音を聞いてリピートしたり、英語の音と同時に発音してシャドーイングしたり、日本語と英語の音声が交互に出てくるものを聞き流したり、今は色んなタイプのものがあるから、自分ができそうなものから、取り組んでみるといいわね。」
「わかりました!ありがとうございます!」
「聞くだけなら、電車の中やカフェでもできるし、声に出す練習も、机に向かわなくてもできるから、慣れてくると、気分転換にもなるかも。」
「はい。頑張ってみます。」

楽しく 覚える


「それから、英語の勉強って、とにかく楽しく続けることが一番大事だと思うの。楽しいと思えないことは長続きしないから、無理をしないことが大切かなぁ。」
「なるほど。」
「なんか、ある先生は、部屋を歩き回りながら勉強してたらしいし。」
「えっ?歩くんですか!?」
「うん。私はあんまりやらないけど、いろいろ変化をつけてみると面白いわね。」
「へぇー。」
「あと、お風呂の中でもいいと思うよ。寝る前とか。」
「あー。私、お風呂の中で本を読んだりします。」
「うん。それもいいかも。」
「なるほど~。」
「あ、でも、ふやけちゃったりするから、持ち込むものを選んだり、何か工夫してみてね。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「他にも、オリジナルの覚え方とか、強烈なイメージを想像するとか、覚え方を工夫してみるのも面白いわよ。」
「え?そんなことできるんですか?」
「うん。例えば、会話文を別の人の名前に置き換えたりとかね。」
「うわっ!それは面白そうですね!」
「でしょ?」
「はい!」
「そういう風にすれば、記憶に定着しやすくなって、忘れにくくなるんじゃないかしら。」
「はいっ!早速やってみようと思います!」
「うん。」
「本当に、先生に相談できてよかったです!」
「いえいえ。またいつでも相談してね。」
「はい!ありがとうございました!」
そう言って、私は教室を後にした。
「さてと……そろそろ帰ろうかな……」
今日は、特に用事もないので家に帰ることにした。
帰り道の途中にある公園のベンチに誰かが座っているのが見えた。
あの人は?あっ! それは、昨日会った人だった。


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