数学の勉強法も、小説風に生徒と先生の会話にして書いてみました。

今回は、前回の英語に引き続き、数学の勉強法について、ある生徒と先生の会話文にして、書いてみました。普通に説明するよりも、場合によっては読みやすいかも、ということと、なんとなく、変化をつけてみるということで、やってみました。

公式 練習 イメージ

「数学が苦手なんです!どうしたらいいですか?」

「まず、公式を覚えよう。それから問題演習を繰り返そう」
「え?もうちょっと具体的に、詳しく教えてください。そもそも、公式、なかなか覚えられないんですが。」
「いくつか覚え方があって、まず、練習問題を解いていくうちになんとなく覚えられるパターン。それと、なぜその公式になるのかしっかり見ていくと覚えられたり、導きだせたりするパターン。語呂合わせやイメージを使うパターン。あたりかな。この辺を状況に応じて組み合わせていく感じかな。」
「なるほど!」
「あとね、公式や問題解説の、難しそうな言い回しも、自分なりに言い換えてみる。」
「置き換えるってことですね。」
「そうそう。そうすると、意外とすんなり理解できるようになるから。」
「はあ。」
「あとは、計算ミスを減らすために、練習問題をたくさん解くことかな。」
「わかりました!」
「この時も、どんなところで計算ミスしやすいか、自分なりに確認してみるのが大切だね。」
「はい!」

戦略 丁寧に


「最後に、問題を解く時は、とにかく落ち着いて丁寧に解きましょう。焦って雑に解くと、ケアレスミスが増えます。あと、時間制限のあるテストでは、制限時間内に解けない問題は思い切って捨てるのもアリ。」
「捨てる。」
「全部正解しようとすると、時間が足りなくなるからね。それに、解答欄が一つずれてしまうだけで、点数が大きく下がることもあるんだよ。だから、まずは確実に点を取ることを考えることが大事です。」
「確かにそうですね。ありがとうございます。やってみます!」
「基礎はできていると自分で思っていても、案外ミスが多かったり、実は単純な計算ができるだけで、あんまりわかってなかったり、ということもあるからね。」

「そうなんですか?」
「うん。特に数学は、公式を覚えていればOKみたいなところあるでしょ?でも実際はそうじゃないんだよね。ちゃんと理解していないと、応用問題や入試問題に太刀打ちできないんだ。」
「そうですよねー。でも、応用問題って、どうやって勉強すればいいんですか?」

「それはやっぱり、基本事項をしっかり押さえることだよ。教科書の例題とか、参考書の問題を解いてみるのが一番いいと思うよ。」
「え?でも、基本がわかってても、応用問題って解けなくないですか?」

「もちろんそうだよ。でも、簡単な問題から例題でしっかりと理解しておかないと、応用問題の答え方を読んでも、何のことだかわからない。とにかくまずは、基本からおさえることが大切だ。」
「なるほど。」
「あと、応用問題に挑むときは、基本事項を確認した上で、いろいろ、あれこれ試してみることも大切だ。」
「なぜですか?」
「うーん。応用問題っていうのは、基本事項の組み合わせだからね。でも、どこで何を使うかが難しい。難しいし、解き方はいろいろある。」
「なるほど。」
「つまり、基本的なことを完璧に理解した上で、組み合わせを考えないと解けないんだ。で、少し考えてから、解き方を見てみると、なるほど、これを使うのか、ここで詰まるのか、とか、いろいろ頭に入りやすくなる。その問題の解き方も覚えやすくなるし、次から自力で解きやすくなるんだ。」
「そうなんですね。」
「数学はね、積み重ねなんだ。」
「積み重ねかあ。」

「そう。一つ一つ積み上げていって、ある時突然一気に伸びる。まあ、伸び幅には個人差があるけどね。」
「そうなんですね!頑張ります!」
「うん。頑張ってね。」
「はい!」
この会話の後、生徒は猛然と問題集を解き始めた。
生徒が帰った後、私は再びコーヒーを飲みながら一息ついた。


一英塾 勝田台校 トップページ

お問合せフォーム

TEL:043-463-3003