今回は、英検の2次試験などで課される、スピーキング試験の対策について。
スピーキング試験への対応・スピーキング・英語での会話への対応をどのようにしていくかを見ていきます。
スピーキングの練習をしていくと、ライティング(英作文)の力がつくのはもちろん、さらにはリスニング・リーディングの理解度の上昇にもつながります。
英会話?
英語のスピーキングということは、英会話・・・ということは、英会話教室に行ったり、オンライン英会話をやったりしなければ・・・と思うかもしれませんが、その必要はありません。
もちろん、ネイティブスピーカーとの英会話の練習でも力はつきますが、それよりも手軽に、スピーキングの力をつける方法がいろいろあります。
口頭英作文・瞬間英作文
スピーキングの練習方法の一つが、口頭英作文・瞬間英作文。
日本語の文章・表現を、口頭で(あるいは頭の中で)、パッと英語にする練習です。
例えば、
「私は昨日テニスをしました」
を、すぐに、
「I played tennis yesterday.」
と言えるように練習していきます。
これぐらいの表現なら練習するまでもなく言える人も多いかもしれません。
これが、受動態や関係詞が入ってくると、パッと言えない文が増えてきます。
この、パッと言えるものを増やしていくことで、英語のスピーキングの力がついていきます。
教材は?
では、どの教材を使って練習をするのか?
すでに何か英語の教材があれば、
それ用の教材を新たに用意する必要はありません。
問題集・参考書の日本語が書かれている部分を見て、英語の部分を見ずに(必要であれば隠して)英語をパッと言えるか練習していけばOKです。
あるいは、すでにパッと意味を言えるフレーズの日本語訳をノートに書いて、それを見てパッと英語が言えるか確認してもOK。
さらに、文法参考書では、この口頭英作文・瞬間英作文をしやすいようになっているものも多くあります。
英検対策など
英検の2次試験の対策でも、同様に、よく使うフレーズを練習していくことで、対応が可能になります。
その他のスピーキング試験でも、よく使うフレーズを口頭英作文・瞬間英作文で練習していけば大丈夫です。
英文の暗唱
口頭英作文・瞬間英作文以外のスピーキングの練習方法としては、
「英文の暗唱」
があります。
すでに意味がすべてわかっている、自分にとって易しめの英文を、何も見ずにすらすら言えるように練習していきます。
暗唱しやすそうな教科書の文を選んで、練習していきます。
これをやってみると、やはりスピーキング・ライティングで使える表現が増えていきます。
子供の英会話教室
実は、「暗唱」による英語の練習は、子供向けの英会話教室の練習に入っている場合が割とあります。
登場人物の会話があり、その会話を少しずつ覚えていくというものです。さらに、その登場人物になりきって短い英語の劇を簡単に行ったりもします。あるいは、「スピーチコンテストの課題文」という形で暗唱したりします。
そこまでしっかりでなくても、学校での英語の授業などで、一通りの挨拶は、繰り返しやっていくうちに覚えているケースも多いのではないでしょうか。
例えば、
Hello, everyone. Hello, Ms. (Mr.) Smith. How are you? Fine, thank you, and you? I’m fine, too. How is the weather today? It’s rainy. What’s the date today? It’s November 4th. OK, please have a seat.
のようなやりとりは、すらすら言えるという人も多いのではないでしょうか。これも、「英文の暗唱」の一種とも言えます。
歌
例えば、英語の歌を丸ごと覚えるのも有効です。
例えば、アナと雪の女王(Frozen)の挿入歌の
Let it go, let it go
Can’t hold it back anymore
だけでも丸ごと歌えると、似たフレーズと結べつけやすくなります。
ちょっとだけ暗唱
がっつりしっかり暗唱・・・までいかなくても、その場でちょっとだけ、一文だけ暗唱してみるというのも練習になります。英文を見て音読するだけでなく、目を離して何も見ずに今音読したフレーズを言えるか確認すると、練習になります。
フレーズでおさえる
いずれにしても、大切なのは、パッと言えるフレーズを増やしていくことです。パッと言えるフレーズが増えると、スピーキングテストで詰まりにくくなりますし、さらに慣れると、実際の会話もできるようになります。スピーキングで使えるフレーズは、スペルが分かればライティングでも使えますし、リスニングでも素早く鮮明に聞き取ることができるようになります。さらに、リーディングでも瞬間的により素早く意味をとれるようになります。
いろいろな形で、練習していきましょう。
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