どう使う?ゴールは?【英文法・語法ヴィンテージ・スクランブル・パワーステージなどなど

今回は、

英文法・語法Vintage(ヴィンテージ)
Power Stage 英文法・語法
スクランブル英文法・語法

などの、大学入試の英文法・語法問題が網羅されたタイプの問題集の、使い方と注意点を見ていきます。

このタイプの問題、高等学校で採用されていたり、書店で目立つところにおいてあったりするため、とりあえず持っているという方も多いのではないでしょうか?

今回は、これをどのように活用していくか、見ていきます。

なお、それぞれの問題集に若干の違いはありますが、基本的な使い方は、ほぼ同じです。

ゴールは?目標は?

これらの問題集を使う目的は何でしょうか?

大学入試向けの英語の問題集ですから、当然、大学入試の問題を多く解けるようになること、合格点が取れるようになることが目標です。

いきなり当たり前のことを・・・

と思うかもしれませんが、まず大前提として、ここを確認しておかないと、何をどこまで仕上げればいいのか、見失ってしまうこともあるので・・・当たり前過ぎますが、ここはしっかりと認識しておきましょう。

ちなみに、大学入試向けの問題集ですので、同じ英語でも、英検・TOEICなどの資格試験などには不向きです。全般的な英語力の向上は一応期待できますが、あまり効率がいいものとはいえません。資格試験の場合、基礎的な英文法の知識を軽く確認しつつ、語彙力を高めていく・過去問演習を進める・・・などの方が効果的です。

出題傾向は?

過去問で出題傾向を確認

次の前提として、志望校の傾向の確認です。

問題集の使い方を・・・という前に、この「志望校の出題傾向」も軽く押さえておくと、どこまでやればいいのかが見えてきます。

単独?長文内?

文法・語法や言葉の知識を問う問題が単独でどの程度出るのか、長文問題の中にどのくらいまぎれているのか、ざっくりでよいので見てみます。

すると、どの程度の完成度が必要なのか、ほんの少しかもしれませんが、見えてきます。

どこまで必要か?

場合によっては、むしろ多くの場合には、全問を完成させる必要はありません。

基礎完成

前半部分の頻出事項・基本事項のみを抑えればいい場合も多くあります。

しかし、これが実は結構難しかったりします。

あやふやな部分が多くある、いまいち頭に入っていない感じがするという場合には、前半部分の頻出事項・基本事項に絞ってしっかり完璧にすることをまずは優先しましょう。

基礎完成で実力が急上昇

これだけで、模試の成績がグッと上がります。

なかなか模試で結果が出ないという人の模試の出来具合を見てみると、文法の基本事項の理解が不十分で落としているということが多くあります。ということは、この部分さえ押さえれば、大いに偏差値アップの伸びしろがあるということです。しっかり押さえていくようにしましょう。

反復回数

劇的な効果

実は、単に反復回数が足りていないということも、多くあります。「いまいち頭に入っていない感じがする」という生徒が、とりあえず前半部分の基本事項に絞ってもう一回サーッと解きなおしたところ、「すっきり内容が整理できて、文法事項を整理できた。」というケースが多くあります。

なんとなくわかったつもりだけどイマイチ頭に入っていない気がするという人は、時間をかけ過ぎずスピーディーに前半の基本事項だけでも解きなおしてみると、大いに効果があります。

理解度

文法問題は、ただ覚えるだけでなく、内容をある程度理解する必要があります。理解することで、同じ内容を別の形で聞かれても対応できるようになります。

とはいうものの、いきなりあれもこれも理解しようとすると大変です。必要に応じて理由を抑えて、解ける問題の幅を広げていき、解ける問題を増やしていきましょう。

理解の助けに

それぞれの問題集の解説ページにも、ある程度理解の助けとなる解説はついていますが、これだけでは不十分だったり、わかりにくい場合があります。

そんな場合は、よりわかりやすいもので確認していくことで、理解がしやすくなります。

まずは、高校の英語の教科書。文法事項の解説も見やすく丁寧に載っている場合が多いので、確認してみましょう。

英文法をわかりやすく解説した参考書もおススメです。
「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」と、その続編の「NEXT」。あるいは、「成川の深めて解ける英文法」などを用意しておいて、必要に応じて確認しておきましょう。

より細かな内容を確認したい場合は、「総合英語Evergreen(エバーグリーン)」「総合英語フォレスト」「SKYWARD(スカイワード)総合英語」「真・英文法大全」などで確認しましょう。

これらの、わかりやすく英文法を解説した参考書、あるいは網羅的に英文法を解説した参考書は、1~2冊手元に置いておいて、必要に応じて参照する使い方がおススメです。

なお「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」などのように簡単な確認問題がついていて進めやすいものについては、学習の初期段階や英文法をまとめて整理したい場合に、短期間でサーッと仕上げてしまうという使い方もできます。

なぜ理解が重要なのか?

理解度を上げることで、より広い問題に対応ができます。

使うのはこれだ!

どの知識を使えばいいのか、わかるようになります。

模試・入試などでは、当然ながらいろいろな事柄がランダムで聞かれます。その時に、この問題はこの知識を使えばいいのかということが、わかることが重要です。

さらに言うと、それを、半分無意識に使えるのが理想です。
「この問題は、どう見てもコレ!」
という状態に持っていけると、スピードも正解率もグッと上がります。

知識がつながる

理解度が上がると、知識がつながります。

たくさんのことを覚えないといけないと思っていたら、大きく見るとつながった知識だったということが結構あります。そのあたりの記憶の助けとして、理論的なことをうまく使っていくことが大切です。

まとめ

いずれにしても、目標・目的は、大学入試問題をより多く解けること、合格ラインを上回ることです。そのために必要な文法知識と習熟度はどの水準なのかを意識して学習を進めることが大切です。

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