公立高校入試に向けてやるべきこと・すぐに点数UPに効果があるものは？

この記事の日付は、2023年1月17日。
千葉県では、私立高校の入試がはじまりました。
私立の入試が終わると、今から約1か月後・2月下旬には、公立高校の入試です。

今回は、公立高校の入試に向けて、やるべきこと、すぐに点数を上げるのに効果的なものを、あれこれ挙げていきたいと思います。

人によって状況は様々だろうと思いますので、ここでは、あくまでも、ほぼ全員にあてはまるような、一般的な内容を、書いていきたいと思います。

過去問

過去問。これは、必須です。実は、まだやっていないという人は、とにかく時間をはかって、1年分、やってみましょう。

どのくらいの感覚か、知っておくことが、まずは大切です。

すでに、模擬試験や実力テストを受けているかと思うので、それと比較的近いかとは思いますが、実際に、どのくらいの時間で、どのくらいの点数が取れるのか、確認していきましょう。

すでに一度やったという人も、今の段階で、だいぶ力もついたはずなので、改めて、解いていきましょう。まだやっていない年度の問題があれば、その年度を解くか、新品で入手できる分の過去問はすでに解いてしまったということであれば、一番解いてから時間がたっている問題をもう一度解くということでもOKです。

復習

過去問を解いたら、当然ながら、答え合わせをして、どこができていて、どこができていなかったかを確認していきます。

できていなかった問題を復習していきましょう。

復習は必要なものだけでOK

なお、復習は、ほとんどの場合、全問は必要ありません。それぞれ、志望校と内申点によって、必要となる点数は変わってきます。合格に必要な点数と比べて、どのくらい差があるか、あるいは、すでに最低点には足りていそうなものの、余裕をもって合格できるには、どこを増やせるかを見ていきながら、必要なところを復習していきましょう。戦略にもよりますが、上位の学校を狙っていて、どうしても特定の科目で点数が必要な場合を除いては、基本的に、明らかに難しい問題の復習は不要です。数学の各大問の最後の方の問題や、理科の計算が相当複雑そうなもの、国語の解答解説を読んでもなんだかよくわからないものについては、基本的に飛ばしてOKです。それらは、本番でも解けない問題で、むしろそれ以外の問題を着実にできることが合格につながります。

知識があれば確実にできるものを確実に

まず、最優先で復習しておきたいのは、知識があればそのまま点数になる問題です。教科書で太字のもの、特に、「短期完成」のような問題集で、目立つように書かれている用語・知識で、答えられなかったものは、最優先で覚えていくようにしましょう。

理科・社会の知識は点数に直結

特に、理科・社会の、このような知識系の問題で、ちょっと間違いが多いという場合には、大変ではありますが、点数を伸ばす伸びしろがあるということでもあります。ここを最優先に、教科書や、わかりやすい説明がなされている教材などを使って、復習して、知識を増やしていきましょう。

理解度を上げる

答えを見れば知っている言葉なのに、ちょっと違う聞かれ方をしていたので答えられなかったという場合は、その内容・言葉に対しての理解が不十分な場合があります。過去問の解説だけではなく、その単元の教科書・資料集などに戻り、全体像を確認していきましょう。

ちょっと違っても答えられる

教科書などに戻って改めて復習していくことで、ちょっと違う聞かれ方をしても、答えることができるようになります。過去問と完全に同じ問題が出ることは少ないですが、内容的には同じようなものが、別の観点から出題されるということはよくあります。そのような意味でも、じっくりと復習をしておくことが大切です。

やさしめの問題の取りこぼしに注意

過去問や模擬試験などで、やさしめの問題を取りこぼしている場合は要注意です。（英語・数学で多いパターンです。）どうしても苦手な場合には後回しにして、別のところで点数を取るというのも状況によってはアリですが、やり方はわかっているのにミスをしてしまい、それがちょっと多いという場合には、優先的に鍛えることで、点数UPにつながります。

とくにこのような場合に、ただのミスだと思ってしまい、それよりも難しめの問題の理解に時間を取ってしまいがちですが、やさしめの問題をポロポロ落としている場合には、そこをしっかりと解きなおして、類題も練習をして、ミスなくできるようにしていく方が、点数が伸びます。