今回は、大学受験向けの英単語集「システム英単語」について。
定番の単語集で、使っている人も多いと思います。
あるいは、高校などで使っていて、定期的に小テストがあるという人も多いかもしれません。
そこで、今回は、単語の覚え方の話。
今回は「システム英単語」の前半に出てくる単語を例に出しますが、記事の内容は、他の単語集(ターゲット・ユメタン・ストック・フォーミュラなど)にも有効です。
覚えるのに大切なのは、
・とにかく繰り返す
・知っている・知らないを印をつけて分ける
・音声教材も使う
などが鉄則ですが、それに加えて、これをやると頭に残りやすくなりますよという話です。
覚えるのが苦手という人には、新たな気づきになりますし、すでに同様のことをやっている人も、改めて覚え方を工夫してみると、新たな発見があります。
ポイントは、
「連想」「カタカナ」「語源」。
すでに知っていることと結びつけます。
具体的にどうするかというと・・・
カタカナ
まずは、カタカナからの連想。
follow=続く・従う
という単語の場合、
followは、カタカナで、「フォロー」ですね。
「誰かをフォローする」と言った場合には、誰かの後に続いて、守ってあげたり、アカウントをフォローして、アカウントで発信していることを、あとでどんどん見ていくイメージです。
そんな感じで連想していきます。
あるいは、
force=強制する・力
これも、カタカナで「フォース」。
エアフォースといえば空軍ですし、スターウォーズで「フォース」という言葉が出てきたりします。
語源 連想
次は、カタカナと語源から連想できるものを見ていきます。
realize=悟る・気づく・実現する
realizeはカタカナで「リアライズ」ですが、
realizeの中に、「real=リアル」という言葉が入っていますね。
「リアル(現実)にする=実現する」
と結びつけることができます。
このように、知っていることと結びつけていくと、覚えやすくなります。
このあたりの内容については、「システム英単語プレミアム」や、「語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本」などに詳しく出ているので、気になる場合はそちらも参考にしてみましょう。
音声教材 発音記号
このように覚えていくに当たって大切なのが、
「単語の読み方」
です。
だからこそ、音声教材を活用していきましょう。
もしくは、発音記号を、ある程度読めるようになっておくと便利です。
基本的には、ローマ字読みで読める部分がある程度あり、プラスアルファでいくつかのルールがわかれば、使いこなせます。すでに知っている単語と発音記号を見ていきながら、慣れていきましょう。
それは厳しいし、読み方もわからないものが多いという場合は、必ず音声教材を使いましょう。ダウンロードだとスマホやPCがうまく動かない場合は、思い切ってCDを買い、そのまま聞きましょう。機器の状況によっては、その方が時短になります。
強引でも連想
なお、カタカナや音声から連想させて覚えていく場合、覚えられさえすれば、間の連想は、極端にいえば、自己流・強引・不正確でも構いません。
例えば、
concentrate=集中する。
「concentrate=コンセントレイト・・・」
「なんかコンセントに似てるなあ・・・」と、タコ足配線のコンセントをイメージして覚えてしまっても構いません。
(言葉の成り立ちとしては、違うところがありますが、これで覚えても問題ありません。)
なお、正確には、日本語のコンセントは和製英語です。
「concentric plug(コンセントリック・プラグ)=同心円のプラグ」から来ています。いずれも、「center=中心」と関連があるため、近いと言えば近いのですが・・・。
などというように、こだわり過ぎると、時間がかかることもあるので、カタカナ読みと自分なりの強引な連想でも良いので、まずは乗り切っていきましょう。
まとめ
カタカナと語源・関連語を使いつつ、基本的には、
・とにかく繰り返す
・知っている・知らないを印をつけて分ける
・音声教材も使う
というのが大切です。
少しずつ頑張って、試行錯誤して覚えていきましょう。
もちろん、学校や塾の先生に聞きながらでも、単語の読み方・語源・覚え方を確認することができます。
最初はじっくり質問しつつ、少しずつ、自分で使いこなせるようになっていきましょう。
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