英語の似た単語のミスと、似た駅名の間違い

今回は、最初は、似た英単語をまちがえる話からです。

少し小話をひとつ。

似た英単語

ある日の英語の授業でのことです。先生が「英語の単語の綴りや意味の違いに注意しましょう」というテーマでレッスンをしていました。その中で、「homophones（同音異義語）」という、発音は同じだけれど意味やスペルが異なる単語について学ぶことになりました。先生は例として「bare（裸の、むき出しの）」と「bear（クマ）」を挙げて、それぞれの意味や使い方を説明してくれました。

授業の途中で、先生がこんな質問をしました。
「じゃあみんな、’The tree is bare.’ という文の意味は何でしょう？」

タケシ君が勢いよく手を挙げました。彼はいつも英語の授業に熱心で、クラスを盛り上げる存在です。先生が指名すると、タケシ君は自信たっぷりにこう答えました。
「木にクマがいるって意味です！」

クラス全体が一瞬静まり返り、その後、みんなで大笑いしました。先生も笑いながら「惜しいけど違うよ」と言い、改めて文の意味を説明しました。
「’The tree is bare.’ の ‘bare’ は ‘裸の’ という意味だから、これは『木には何もついていない、むき出しの状態だ』ということだよ。タケシ君の答えだと ‘The tree has a bear.’ になるね。」

タケシ君は赤くなりながら、「ああ！スペルが違うんだね！」と気づいて納得していました。それでも、「まあ、クマが木に登ってるって想像すると面白いよね」と笑い飛ばしてくれたので、クラスの雰囲気はさらに明るくなりました。

意外と間違える

ここまで似ていなくても、例えば単語テストなどで、似た感じの単語を間違えてしまうことはよくあります。

慣れていないと紛らわしいですが、繰り返しいろいろな形で接していくことで、間違えなくなります。

似た駅名

話は全く変わりますが、慣れていない、似た駅名というのも間違えやすかったりします。

例えば、つくばエクスプレス線で、柏の葉キャンパスに行く予定だったのですが、何を勘違いしたのか私は流山セントラルパークで降りてしまいました。

慣れていれば間違えませんが、なんとなく似た雰囲気の駅名で、間違えてしまうこともあります。

ちなみに、つくばエクスプレス沿線の中でも、「流山セントラルパーク駅」「流山おおたかの森駅」「柏の葉キャンパス駅」という3つの連続する駅名は、一見するとちょっと混乱を招きやすいラインナップかもしれません。どれも「流山」や「柏」という地名に加え、「セントラルパーク」「おおたかの森」「キャンパス」というカッコいい単語が付いていて、どこがどう違うのか瞬時に把握しづらい・・ということもありそうです。特に、初めてこのエリアを訪れる人にとっては、「流山の駅っていっぱいあるけど、どれがどれだっけ？」と頭を悩ませる場面も。

この3駅の名前を並べてみると、それぞれが個性的でおしゃれ。でも同時に「長い」「似ている」「イメージと実際が少し違う？」「この路線では柏より流山の方が東京に近い」という要素が絡み合って、なんとなく少し大変と感じる場合もあるかもしれません。

東武アーバンパークラインの流山おおたかの森駅で降りて、柏の葉キャンパス駅に向かう場合に、さて、どちらの方面の電車に乗ればいいのだろう。とちょっと迷ったりします。