時間が足りない!問題量が多い試験の最適解答戦略【TOEICや共通テストなどで時間が足りないと感じたときの解決策】

問題量が多く、最後まで解き切るのが難しい試験、近年、増加傾向にあるような気がします。

代表的なものとしては、大学受験生であれば、大学入学共通テスト(特に英語の問題など)だったり、大学生・社会人であればTOEICなどがあるかと思います。

このような試験に対する受験戦略について、分析してみます。このような試験では、すべての問題を解くのではなく、時間配分や優先順位の設定、効果的な解答手法を重視する必要があります。

以下、このような、やたら量が多くて時間が足りなくなってしまうタイプの試験で幅広く使える戦略を見てきます。

なお、解く順序を考えすぎるとかえって混乱する場合もあるため、シンプルに最初から順番に解いて、難しいものはあてずっぽうでテキトーに選び、後半を捨てるというのが結果的に最適な場合も多くあります。

1. 試験の全体像を把握する

まず、試験を理解することが重要です。具体的には以下を確認します。

  1. 試験形式
    • 問題数、種類(選択式、記述式、マーク式など)、配点を確認します。
    • セクションごとの特徴や難易度を把握します。
  2. 制限時間
    • 各セクションに割り当てられている時間を確認し、全体的な時間配分を考えます。
  3. 得点分布
    • 高得点を狙いやすい問題や、捨てても影響が少ない問題を特定します。

2. 優先順位を設定する

すべての問題に取り組むのは現実的ではない場合が多いため、解答の優先順位を決めることが鍵です。

  1. 得意分野の問題を先に解く
    • 自分の得意な分野・形式の問題から取り組むことでスムーズに進められます。
    • 時間がかからない、かつ得意分野、配点も高めであれば、特に優先しましょう。
  2. 配点の高い問題を優先
    • 配点が高い問題や部分点が得られやすい問題に時間をかけます。
  3. 短時間で解ける問題を優先
    • 短い時間で確実に得点できる問題を効率よく解きます。

3. 時間配分の設計

制限時間内で最大の得点を得るための計画を立てます。

  1. 全体の時間配分を決める
    • 試験の各セクションに対して、時間を具体的に割り当てます。
    • 例: 「セクションAに30分、セクションBに40分」など。
  2. 問題単位での時間配分
    • 1問あたりにかけられる時間を計算し、それを基準にペースを保つ。

4. 問題の選別スキルを磨く

問題量が多い試験では、「捨てる問題」を選別するスキルが重要です。

  1. 難易度を瞬時に判断
    • 問題文を読んで、難易度が高いと感じた場合は飛ばします。
  2. 「捨てる問題」の基準を作る
    • 完全に分からない問題や、時間がかかりすぎる問題を基準として捨てる。
  3. 途中解答の活用
    • 途中まで解けそうな問題でも、見切りをつけることで時間を節約できます。

5. 実戦練習を通じた戦略の確立

試験本番での対応力を高めるため、模試や過去問で実戦練習を行います。

  1. 時間を計って解く
    • 本番と同じ時間配分で解答練習を行い、感覚を養います。
  2. スキップ練習を取り入れる
    • 分からない問題をスキップする癖をつけ、時間を浪費しない習慣を作ります。
  3. 戦略の見直し
    • 模試後に、時間配分や優先順位が適切だったかを振り返り、修正します。

6. 心理的な準備

プレッシャーの中でも冷静に戦略を実行するための準備です。

  1. 焦らない習慣をつける
    • 模試などで慣れることで、試験本番の焦りを軽減。
  2. 制限時間を意識したトレーニング
    • 制限時間内で最善を尽くす練習を繰り返し、時間不足への耐性をつける。
  3. 諦める勇気を持つ
    • 最後まで解けなくても気にしすぎないマインドセットを持つ。

7. 試験後の振り返り

模擬試験や、自分で問題を終わった後に、次回に向けた改善点を考えます。

  1. 時間配分が適切だったかの分析
    • 各セクションで時間不足になった原因を特定。
  2. 捨てるべき問題の選別が適切だったか
    • 無理に解こうとした問題がミスや時間ロスにつながったか確認。
  3. 全体的な得点効率の評価
    • 時間対得点のバランスが良かったかを検証。

これらの戦略を段階的に実行することで、問題量が多い試験でも効率よく得点を最大化できます。試行錯誤を重ねながら自分に最適な戦略を磨いてください。

最後に

なお、解く順序を考えすぎるとかえって混乱する場合もあるため、シンプルに最初から順番に解いて、難しいものはあてずっぽうでテキトーに選び、後半を捨てるというのが結果的に最適な場合も多くあります。

時間を計ってシミュレーションをしつつ、考えすぎずに、一番得点を取れそうな解き方を探っていきましょう。

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