この記事では、勉強のコツを一気にまとめて紹介していきます。
必要に応じて、追記していきます。
はじめに
主に、以下のようなことを紹介します。
学習の基本
目標設定
時間管理
科目別学習法
英語
国語
数学
フィードバック・修正
学習の基本
目標設定
勉強を進めるうえで、目標設定は非常に重要な役割を果たします。目標を持つことで、何のために勉強をしているのかが明確になり、モチベーションや集中力が高まります。以下では、目標設定がどのように学習に影響を与えるのか、そして効果的な目標設定の方法について、多角的に詳しく説明します。
目標設定の意義
目標設定をすることの最大の意義は、学習の方向性を明確にすることです。たとえば、「ただ勉強する」といっても、具体的にどの教科をどう進めればよいのかが不明確だと、何をどこから始めればいいのかわからなくなりがちです。しかし、「次のテストで80点を取る」「〇時間勉強する」「〇ページ進める」「〇〇と■■を毎日やる」といった具体的な目標を立てることで、学習の目的がはっきりし、それに向かって取り組む意欲が湧いてきます。
短期 長期
短期目標と長期目標をバランスよく立てる
目標には、大きな夢や目的に向かう長期目標と、日々の学習やテストに向けた短期目標の2つがあります。この両方をバランスよく立てることが重要です。
短期目標
たとえば、次のテストで特定の点数を取る、宿題を1週間できちんと終わらせる、毎日30分英語の勉強をする、といった目標です。短期目標は、すぐに達成感を感じやすく、モチベーション維持に役立ちます。日常的な勉強の成果がすぐに見えるので、短期目標をクリアするたびに自信をつけることができます。
長期目標
たとえば、「志望校に合格する」「学年の上位に入る」さらには将来の夢といった大きな目標です。長期目標は日々の学習の道しるべとなり、やる気を持続させる原動力になります。大きな目標があると、勉強の先にある「自分の未来」がより具体的に見えるようになり、日々の学習が意味を持ちやすくなります。
もちろん、長期目標が特に立たない場合は、まずは短期の目標を設定して、一つ一つクリアしていくことから始めれば大丈夫です。
SMART目標
効果的な目標設定の方法として、SMART目標というフレームワークがあります。SMARTは以下の要素を意味しています:
Specific(具体的): 目標を曖昧にせず、具体的にすること。たとえば「成績を上げる」ではなく、「数学で90点以上取る」といった具合に、具体的な数値や行動を含めます。
Measurable(測定可能): 目標が達成できたかどうかが測定できるようにします。たとえば「毎日1時間勉強する」や「1週間で英単語を50個覚える」といったように、結果を数値や量で確認できるようにします。
Achievable(達成可能): 無理のない範囲で、現実的に達成可能な目標を立てます。いきなり「全教科で100点を取る」といった大きすぎる目標ではなく、自分の実力に合った目標を設定します。
Relevant(関連性): 目標が自分のやるべきことに関連していることを確認します。たとえば、将来の進学や自分の興味に合った目標を立てることが、学習意欲を高めます。
Time-bound(期限を設定): 目標には必ず期限を設けます。「いつまでにその目標を達成するのか」を明確にすることで、計画的に学習が進めやすくなります。
このSMARTの原則に基づいて目標を立てると、達成可能かつ効果的な目標設定ができ、日々の勉強がよりスムーズに進むようになります。
細分化
目標を細分化してステップを踏む
大きな目標を達成するためには、目標を細かく分解することが大切です。たとえば、「英語のテストで80点以上取る」という目標を立てたとします。この目標を達成するためには、以下のように具体的なステップを設けると良いです。
毎日英単語集を確認する
1週間で問題集を1章終わらせる
テスト前にまとめ問題を2回解く
こうして小さな目標を立て、それを一つずつクリアしていくことで、最終的な目標にたどり着くことができます。これにより、大きな目標が圧倒的に感じられず、着実に進めている実感が持てるようになります。
自分に合わせて
自分に合った目標を立てる
他人と比較して目標を立てるのではなく、自分のペースや得意・不得意を考慮した目標設定が重要です。たとえば、友達が数学で100点を目指しているからといって、必ずしも同じ目標を設定する必要はありません。自分が現在どの段階にいるのかを見極め、少し難しいけれど達成可能な目標を立てることが大事です。
また、自分が興味を持っている教科に力を入れることも、目標設定においては重要です。興味がある教科に関しては、自然とやる気が湧くため、学習が継続しやすくなります。
フィードバック・修正
目標を設定した後は、定期的にその進捗を確認し、必要に応じて目標を修正することも大切です。たとえば、テストの結果が思うようにいかなかった場合、それを元にして次回はどの部分に重点を置いて勉強するかを考えることができます。自分でフィードバックを行うことや、アドバイスを受けることで、より現実的で効果的な目標を設定できるようになります。
目標が達成できなかったときも、上手くいかなかった部分も前向きに捉え、次に少しずつどう改善するかを考えることが大切です。
時間管理
学習時間管理は、勉強の成果を上げるために非常に重要な要素です。中学生になると、授業の内容が高度になり、宿題やテスト勉強、部活動、家庭での時間など、こなすべきことが多くなります。その中で、効果的に時間を管理することで、効率よく学習を進め、ストレスを減らすことができます。ここでは、時間管理の重要性や具体的な方法について、多角的にわかりやすく説明します。
時間管理の意義
学習時間の管理をしっかり行うことは、以下のような点で効果的です。
効率的な学習
限られた時間を有効活用することで、短い時間でも集中して勉強できるようになります。これにより、必要な勉強量を確保しつつ、余暇やリフレッシュの時間も取ることができます。
ストレス軽減:
期限が迫ってから慌てて宿題やテスト勉強をするのではなく、計画的に進めることで、心理的なプレッシャーを減らすことができます。
時間管理の方法
では、どのようにして学習時間を管理するのか、いくつかの方法を紹介します。
スケジュールを立てる
最も基本的な方法は、スケジュールを立てることです。以下のステップでスケジュールを作成します。
1週間単位などの大きな単位で計画を立てる
まず、1週間の予定を確認し、学校や部活動の時間を把握します。その上で、勉強に使える時間を見つけ、どの科目にどれだけの時間を割くかを決めます。
計画は、まずは大まかに、パパッと立てることが大切です。
優先順位をつける
いろいろなことをを一度にやろうとすると、時間が足りなくなってしまいます。そこで、まずは、緊急度が高いものから優先して取り組みます。また、やりやすいものから取り組むのも手です。
とにかく、やりやすい勉強を何か始めるようにすると、その後の学習に弾みがつきます。
フィードバック 修正
学習スケジュールは、一度決めたらそれで終わりではなく、調整を繰り返すことが重要です。たとえば、1週間勉強してみて、計画通りに進まなかった場合は、どこでつまずいたのかを振り返り、次週のスケジュールに反映させます。また、テストの結果などを見て、柔軟に対応していきます。
思った通りにできなかったときも、上手くいかなかった部分も前向きに捉え、次に少しずつどう改善するかを考えることが大切です。
科目別
英語
英語学習の方法・コツは多岐に渡りますが、ここでは、中学生・高校生が一般的な筆記試験で目標の点数を取るために必要なことをいくつか挙げていきます。
英単語
中学生の定期テストの学習では、テスト範囲の単語を確実に覚えることが重要です。
特に、中学生の定期テストでは、スペルミスを防ぐために、書いて覚えることが大切です。覚えたつもりでも、実際に書いて確認することで定着が進みます。
基本単語を確実に正確に書けるようにすることで、その後の学習がスムーズに進みやすくなります。
なお、ある程度学習が進んだ段階や、高校生以上の場合は、英単語を見てパッと意味が分かる単語をどんどん増やしていくことが重要になっていきます。
文法 基本文
文法は英語の文章を理解するためのルールです。
学校教科書では、基本の文法事項を含む文が「基本文」「キーセンテンス」などの名称で目立つ形で出ています。
この例文に含まれる文法事項を理解し、正確に使いこなせるようにしていく必要があります。
ただルールを覚えるだけではなく、実際に例文を作ってみたり、練習問題を解いたりすることで、使える文法として定着させます。
音読
内容をしっかりと理解した上で、できるだけ音声教材を併用しながら、教科書の本文などをを声に出して音読することで、リズム・イントネーションが身につき、さらに、必要事項が自然に頭に入り、読解力などが高まります。また、文章の流れや意味を自然に理解できるようになります。
その他、音読には多岐に渡る効果がありますので、積極的に活用していきましょう。
国語
全般
読む習慣をつける
ジャンルを問わず様々な文章に触れる習慣をつけることで、読解力が自然に向上します。 多くの文章を読むことで、文章の構造や語彙に慣れることができます。
段落ごとの要点を掴む
各段落が伝えたい主題や要点を素早く掴む訓練をすることで、文章全体の流れを理解しやすくなります。
段落ごとの重要なキーワードやフレーズを見つけることが、内容理解を助けます。
設問のパターンを理解する
よく出る設問(「理由を述べよ」「筆者の意図を読み取れ」など)に慣れ、どのように答えるべきか学びましょう。
設問に対する答えを、本文のどこで根拠として取れるかを探す練習が有効です。
文脈を意識する
前後の文脈を確認する: 文や段落の前後関係を意識しながら読むと、意味の繋がりや筆者の意図を深く理解できます。
接続詞などの繋ぎ言葉に注目しましょう。「しかし」「つまり」「したがって」などの繋ぎ言葉は、文の論理展開を理解するための重要な手がかりです。
漢字・語彙力
漢字の読み書きに慣れることで、文章の意味が自然と掴めるようになります。
また、国語の文章に出てくる言葉は、意外と知らない言葉や、あいまいに理解している言葉が多いものです。
語彙力を増やすことで、読解時に文章の意味を正確に捉えやすくなります。
興味のある本から
自分が読みやすい、興味のある本に多く触れることで、読解力を少しずつ伸ばしていくことができます。そもそも本自体を読む習慣がない場合は、まずはマンガ本からでも大丈夫です。
興味のあるものから進めるメリットは、以下の通りです。
楽しみながら読むことで習慣化できる
無理なく続けられる
好きなジャンルの本やマンガなら、ストレスなく楽しめるため、読書を習慣化しやすくなります。読書の頻度が増えることで、自然に読解力が高まります。
興味が読書意欲を高める
興味を持って読める本は、次の展開が気になったり、登場人物に感情移入できるため、読むスピードや理解力が向上します。
マンガ・読書が苦手でも入りやすい
マンガは絵があるため、視覚情報を通じてストーリーを理解しやすく、文章を読むのが苦手な人でもスムーズに内容を掴むことができます。これが読書への第一歩になります。
短編小説・短いストーリーで達成感を得やすい
短編小説は長さが限られているため、すぐに読み終えられ、達成感を感じやすいです。この達成感が次の本を読む意欲につながります。
語彙力が無理なく増える
自分の好きな作品を読む中で、知らない言葉や表現に出会ったとき、興味がある内容なので自然に理解しやすくなります。これにより、語彙力が無理なく向上します。
ストーリー文脈で覚えやすい
ストーリーの流れの中で新しい単語を覚えると、単語とその意味が記憶に定着しやすくなります。マンガでは絵と一緒に言葉が使われるため、視覚的な記憶もサポートします。
批判的な読み方が鍛えられる
自分が興味のある本やマンガの場合、筆者やキャラクターの意図や行動について深く考える傾向があります。これにより、文章をただ読むだけでなく、内容を批判的に捉える視点が身につきます。
結末や展開を予測する
ストーリーが気に入っていると、次の展開を予測することが自然に行われます。この予測は、読解力や論理的思考のトレーニングになります。
内容理解がしやすい
自分の興味に関連するテーマの本は、既にある知識や経験を活かして、内容をすばやく理解できます。この「すでにある知識」を活用することで、文章の内容がより深く理解できるようになります。
数学
内容 手順の理解
ただ暗記するだけでは困ることがある
数学では、様々な計算方法・ルールなどを覚えていきます。しかし、ただやり方を覚えているだけでは、少し違う問題が出てきたときに困ることがあります。数字が変わったり、複雑な計算になったりしたときに、どうすればいいか分からなくなるかもしれません。「なぜこのやり方を使うのか」をしっかり理解していると、どんな問題が出ても対応しやすくなります。
ミスを減らすことができる
もし、手順をしっかり理解していないと、問題を解くときに間違えやすくなります。たとえば、分数の計算で「分母をそろえる」ことをただ覚えていても、「なぜ分母をそろえるのか」を理解していないと、ほかの分数の問題で間違えてしまうかもしれません。手順の意味をしっかり理解していれば、計算の途中でミスを見つけやすくなります。
なぜを考えることで思考力がつく
算数・数学は、ただ計算するだけではなく、頭の中で順序立てて考える力を伸ばしてくれます。「なぜこの順番で計算するのか」を考えることは、頭を使って物事をよく考える練習になります。例えば、足し算や引き算をするときに、どの順番でやると計算しやすいかを考えると、自然と頭の中で整理ができるようになります。
新しい問題にも対応できる
たとえ問題の形が変わっても、「なぜこの手順を使うのか」を理解していると、同じように解けることができます。たとえば、掛け算と割り算の関係をしっかり理解していると、分数や小数の計算も同じ考え方で解けるようになります。これが「応用力」と呼ばれる力で、これを身につけることで、どんな問題にも自信を持って取り組めるようになります。
手順を理解すると楽しくなる
ただ数字を使って計算するだけではなく、「なぜこうなるのか?」を考えると、もっと楽しくなります。例えば、図形の面積を求めるときに、「なぜこの公式で面積が出せるのか」を知ると、図形の性質をもっと知りたくなります。そうすると、ただ公式を覚えるよりも、もっと深いところまで楽しさが広がります。
長く覚えていられる
ただやり方を覚えるだけだと、しばらく経ったら忘れてしまうことがありますが、「なぜこの手順を使うのか」を理解していると、もっと長く覚えていられます。
応用 定番パターン
問題には、よく出るパターンがあります。これをしっかり理解して覚えておくことで、問題が出ても「このタイプの問題だな」とすぐに気づけるようになります。
同じパターン・似たパターンの問題に何度も取り組むことで、自然と問題の種類を見分けられるようになり、効率的に解けるようになります。こうして時間を節約し、余裕を持って問題に取り組めるようになります。
複雑な問題も分解して考えられる
よく出るパターンを理解していれば、問題を分解して解けるようになります。複雑な問題も小さな部分に分解して解くことができます。
問題を一気に解こうとすると難しく感じますが、パターンを知っていれば、「ここではこの解法を使う」「次はこの公式を使う」と順序立てて考えられるようになるので、解けない問題が少なくなります。
自信を持って問題に取り組める
慣れていないと、問題を見た瞬間に「どうやって解けばいいんだろう?」と不安になることがあります。よく出るパターンの解法を理解して覚えていれば、「この問題はこのやり方で解けそうだ」という自信がつきます。
自信を持って取り組むことで、問題を冷静に分析できるようになり、解きやすくなります。応用問題は難しそうに見えるかもしれませんが、実は基本的なパターンの組み合わせであることが多くあります。パターンをしっかり頭に入れておくことで、自信を持って挑戦できるようになります。
思考力
難問は、基本的な計算や公式だけでは解けません。どうやってその問題を解くかを考えなければなりません。よく出る解法パターンを理解していると、それをヒントにして「この問題はこのやり方で解けるかもしれない」と考えを進めることができます。
難しい問題では、ただの暗記だけではなく、考える力が必要です。だからこそ、解法パターンを覚えるときにも「なぜこの方法で解くのか」を考えることが大切です。
まとめ 修正
最後に、学習を進める上での振り返り・修正の重要性を説明し、記事を終えたいと思います。
勉強を進める上で、フィードバック・振り返りと修正は、効果的な学習習慣を作り、成績を向上させるために非常に重要なプロセスです。勉強をただ続けるだけではなく、定期的に自分の勉強方法や進捗を振り返り、必要に応じて修正を加えることで、より効果的な学び方ができるようになります。
これらを前向きに進めていくことで、より効果的に学習を進めていくことができます。
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