定期テストの後にできること・すること・次のテストに向けていろいろ

9月の第1週~第2週で、当教室の近隣の八千代市・佐倉市の多くの学校では、定期テストが実施されています。当教室でも定期テスト対策を実施しています。

夏休み明けにいきなり定期テストというのは、なかなか大変ですが、今回は、テスト後にやっておくと良いことをいろいろと書いていきます。

リフレッシュ??

定期テストが終わった後、まず大切なのはリフレッシュすることです。テストに向けて一生懸命勉強してきた分、ストレスや緊張が溜まっていることもあるかと思います。まずはしっかりと休んでリフレッシュすることが重要です。

部活やその他の予定で、すぐにはリフレッシュできない場合もあるかもしれません。その場合も、テストが終わったら、少し後でも、軽くでも何らかの楽しみを予定しておくと、気持ちを切り替えて、集中して学習を進めることができます。

リフレッシュの方法は人それぞれですが、自分に合ったリラックス法を見つけておくと良いでしょう。映画を観る、音楽を聴く、本を読む、ゲームをするなど、テスト前にあまりできなかったことを楽しむ時間を取るのも一つの方法です。そうすることで、心が軽くなり、次の学びに対して前向きな姿勢を持てるようになります。

もちろん、日々の勉強や部活動そのものがリフレッシュになるという場合は、そのまま進めていくのもOKです。

特に、定期テストが終わった直後が、意外といろいろなモチベーションが高いということも結構あります。

直後のやる気がチャンス?

定期テストの結果が出たとき、特に良い結果だったり、前回よりも成績が向上したりすると、やる気が湧いてくることがあります。あるいは、上手くいかなかった部分があっても、「これは次に向けて何とかしよう」ということでやる気が出てくる場合もあるかとおもいます。この「やる気」や「モチベーションが高まっているとき」は、非常に貴重な瞬間です。このタイミングを逃さずに、できるだけやれることをしておくことはとても重要です。

まず、やる気があるときというのは、脳が「やる気ホルモン」とも呼ばれるドーパミンをたくさん分泌している状態です。このドーパミンは、私たちの集中力や意欲を高め、難しいことにも前向きに取り組む助けになります。普段なら時間がかかることや難しく感じる課題も、この時期に取り組むと、驚くほどスムーズに進むことがあります。つまり、やる気に満ちているときは、普段以上の成果を出しやすい状態にあるのです。

また、やる気があるときにできるだけ多くのことを進めておくことは、今後の自分への投資になります。たとえば、次のテストに向けた準備や、前回のテストで間違えた問題の見直しを早めに行うことで、次回のテスト勉強が格段に楽になります。やる気がないときに無理に勉強を始めると、どうしても時間がかかり、ストレスを感じてしまうことが多いですが、やる気が高まっているときに勉強を進めておけば、次にやるべきことが見えてくるため、後の学習がスムーズに進むのです。

さらに、やる気があるときには、勉強以外のスキルや習慣を身につけることにもチャレンジするチャンスです。たとえば、時間管理のスキルや、効率的なノートの取り方、集中力を高める方法など、学習に関連するテクニックを身につけることで、今後の勉強効率が大幅にアップします。これらのスキルは一度身につければ、テスト勉強だけでなく、日常の学習や将来の進路選択にも大いに役立ちます。

もちろん、やる気が出るタイミングは常に続くわけではありません。そのため、やる気が高まっているときには、多少多めに勉強や準備をしておくと良いです。これによって、後でやる気が低下したり、忙しくなったりしたときに、少し余裕を持つことができ、精神的にも楽になります。

やる気になっているときに何かを達成する経験は、次のやる気の波を引き寄せる効果もあります。一度「頑張ってできた」という成功体験を積むと、「次もやれる」という自信がつき、やる気を持続しやすくなるのです。そうすることで、自然とポジティブなサイクルが生まれ、勉強に対する苦手意識が薄れ、むしろ楽しみながら取り組めるようになるかもしれません。

勢いを活かしてできるだけたくさんのことに取り組むことで、今後の学習や成長にとって大きなメリットとなります。やる気を有効に活用して、次のステップに備えていきましょう。

次に向けて

次の定期テストに関連しそうなことを中心に学ぶことで、目標がはっきりと見えるため、学習に取り組む際の方向性が明確になります。たとえば、教科書の進み具合や先生が説明するポイントを意識しながら「これが次にテストで出題されるかもしれない」と考えて学習することで、より集中力が高まりやすくなります。目標があると、人はそれに向かってより効果的に努力することができるため、やる気が高いときに次のテストに焦点を合わせた学習をするのは大いに有効です。

次の定期テストに関連する内容は、今まで学んだ内容とのつながりがあることが多くあります。一方で、実は前の内容とのつながりが薄い、あるいはほとんどない場合もあります。そのあたりを見極めながら学習を進めることで、効率的に、モチベーションを維持しつつ、次のテストでの得点アップにつなげていくことができます。

また、次の定期テストに関連しそうなことを優先的に学ぶことは、結果的に長期的な学習習慣の確立にもつながります。テスト直前に焦って一気に勉強するのではなく、やる気が高まっているうちにコツコツと、ほんのすこしだけでも準備を進めておけば、精神的に余裕を持つことができます。実際には、なかなか理想通りにうまくいくわけではありませんが、なんらかの改善ができれば、次につながっていきます。

少しだけでも復習

逆に、定期テストが終わった後、テストの復習をしなければいけないとわかっていても、やる気が出ないこともあります。しかし、そんなときでも、一部の簡単な部分だけでも復習を始めると、徐々にやる気が出てくることがあります。「最初の一歩を踏み出す」ことが、やる気を引き出す鍵になるからです。

まず、テストの復習というと、全ての問題を見直したり、苦手な部分を徹底的に理解し直したりする必要があると感じるかもしれませんが、実は最初から完璧にやる必要はありません。むしろ、やる気が出ないときは、簡単なところから少しずつ始めるのが効果的です。たとえば、テストで正解した問題や、少し考えれば解けるような比較的やさしい問題を選んで解き直してみると、負担が少なく、気軽に取り組むことができます。

簡単な問題を解くと、頭の中がスムーズに動き出し、「できた!」という小さな成功体験を得ることができます。この成功体験が、次のステップへのやる気につながるのです。逆に、最初から難しい問題に取り組むと、うまくいかないことが多く、さらにやる気を失ってしまうことがあるので、無理に挑戦するよりも簡単なところから始めるのが良いでしょう。

また、簡単な復習をすることで、自分がすでに理解していることを確認できるというメリットもあります。「この分野はもう大丈夫だな」と感じることができると、自然と自信がつきます。そして、この自信が、次に少し難しい問題にも挑戦しようという気持ちを引き出します。このように、やる気が出ないときは、簡単な問題を解くことで徐々にエンジンをかけ、少しずつ学習を進めることができます。

さらに、一部のやさしい復習だけでもやっておくと、全く何もしないよりもずっと効果的です。復習を全くしないで時間が経つと、せっかく学んだことを忘れてしまうことが多くなります。しかし、簡単な部分でも復習することで、その内容が記憶に定着しやすくなり、忘れるリスクを減らすことができます。こうして少しずつでも学習を続けることで、次のテスト勉強にスムーズに移行でき、勉強の流れを途切れさせずに済むのです。

もう一つ大事なポイントは、やさしい問題を解くことで、リラックスした状態で学習できるということです。テストの復習というと、つい真面目に取り組まなければならないと思いがちですが、やる気が出ないときは、気楽にやれる方法で勉強するのも一つの手です。簡単な問題に取り組むことで、学習に対する抵抗感が減り、少しずつ「勉強しても大丈夫だ」という気持ちが戻ってきます。

やる気が出ないときに「全ての復習を完璧にやらないと意味がない」と思ってしまうと、ますます勉強に対するハードルが高くなってしまいます。しかし、復習の効果は「少しでもやる」ことで確実に得られます。やさしい部分を一部だけでもやることで、その後の勉強が楽になり、学習習慣を続けることができます。

小さな一歩から始めることが、次の大きな一歩につながります。

やさしいものを解く効果

すでにできている、やさしい問題を改めて解くことには、意外に多くの効果があります。一見、「もうできる問題をわざわざ解く必要がない」と思われるかもしれませんが、実はそれには大切な理由がいくつかあります。

まず、すでに解ける問題をもう一度解くことで、その知識がよりしっかりと定着します。人間の脳は、学んだ情報を繰り返すことで、短期記憶から長期記憶に移し、確実に覚えるようになっています。例えば、テストの直前に学んだことは、テストが終わった直後は覚えていても、数日や数週間経つと忘れてしまうことが多いです。しかし、すでにできる問題を繰り返し解くことで、その知識が脳に定着しやすくなり、長い間覚えておけるようになります。特に重要な基礎的な知識やスキルは、何度も確認することで、次の学びの土台となるのです。

次に、やさしい問題を解くことには「自信を高める効果」があります。勉強は時にプレッシャーや不安を感じさせるものですが、すでにできる問題を解くことで「自分はこの分野を理解している」という感覚を得られます。この自信は非常に大切です。学習において自信があると、難しい問題や新しい課題に対しても「できるかもしれない」という前向きな気持ちで取り組むことができます。逆に、自信を失ってしまうと、難しい問題に対して最初から「無理だ」と思い、チャレンジしなくなってしまうこともあります。すでにできる問題を解くことは、そうした自信を保つための重要なステップです。

さらに、やさしい問題を解くことで、勉強の「流れ」を作ることができます。難しい問題や新しい内容にいきなり取り組むと、どうしてもストレスを感じたり、集中力が続かなかったりします。しかし、すでにできる問題を解くことで、少しずつ脳を勉強モードに切り替えていくことができます。これは、ウォーミングアップのような効果です。スポーツでも、いきなり本番に挑むのではなく、軽い運動から始めて体を温めていくように、勉強でもやさしい問題を解くことで脳がスムーズに働き始め、難しい問題にも取り組みやすくなるのです。

また、やさしい問題を解くことで、基礎力をさらに強化することができます。基本的な知識がしっかりと身についていないと、応用問題を解くのが難しくなります。すでにできる問題を繰り返すことで、これらの基礎をしっかりと確認し、次のステップに進むための準備が整います。基礎がしっかりしていれば、どんなに難しい問題に挑戦するときでも、自信を持って取り組むことができます。

やさしい問題を解くことは、ストレスを感じることなく学習を進めるための良い方法でもあります。特に疲れているときや、勉強のやる気がなかなか出ないときでも、すでにできる問題であれば、比較的気軽に取り組むことができます。やさしい問題を解くことで、学習のペースを保ちながら、少しずつ難しい内容にも挑戦できるようになります。

知識の定着、自信の向上、学習のウォーミングアップ、基礎力の強化、理解度の確認、そしてストレスのない学習の継続。これら全てが、最終的にはより深い学びや成績向上に繋がっていくのです。

難しい問題を進める場合は・・

難しい問題で、特に定番と言われるものに取り組むとき、最初から自分で時間をかけて解こうとするのではなく、解答をしっかり確認することに時間をかけることが重要です。これは、効果的に学習を進める上で非常に賢明な方法です。難しい問題に対して、無理に自分一人で考え込むよりも、解答を見て解法・考え方・必要な知識などを理解し、その後に実際に問題に取り組む方が、効率的に学習できます。

難しい問題は、基礎知識の応用や高度な考え方を必要とするため、特に最初の段階では理解が難しい場合があります。解答を確認することは、難しい問題を解くための「道筋」を学ぶ良い機会です。解答を見ながら問題を解くと、「この問題はこういうふうに考えれば良いのか」「こういうステップを踏んで解いていくんだ」というプロセスが明確になります。難しい問題は、多くの場合、複雑なステップや独自のアプローチが必要です。解答を確認することで、その問題を解くためにどのような知識やスキルが必要か、どの部分に注目すべきかを学べます。この「道筋」を理解することが、将来同じタイプの問題に取り組む際の大きな助けになります。

また、解答を先に確認することで、新しい知識や解法のテクニックを学ぶことができます。難しい問題は、ただ基礎的な知識を使うだけでは解けないことが多く、新しい考え方や応用的なアプローチが求められます。解答をしっかり確認することで、そういった新しい方法やテクニックを学ぶことができ、問題に対する理解が深まります。これにより、次に同じような問題に直面したときには、解答を見ずに自分の力で解けるようになるのです。

同じタイプの問題に何度も取り組むことで、解答のパターンや考え方が身についていきます。こうした「パターン認識」を身につけることで、後の学習が楽になり、難しい問題にも抵抗感を感じずに取り組めるようになります。

また、解答を確認することで、自分のつまずきポイントを明確にすることもできます。解答を見ながら、「どの部分が自分にとって難しかったのか」「どこで間違えやすいのか」を知ることができれば、次に同じような問題に取り組む際、その点に注意して解くことができます。たとえば、数学の問題では、特定の計算ミスや、公式の使い方を間違えることが多いかもしれません。解答を確認して、自分がどこでつまずいているかを把握することで、そうしたミスを防ぐための対策を立てられるようになります。

さらに、解答を確認することで、学習のモチベーションを保つことができます。解答を見て正しい解き方を理解することで、「次はこれを使って解けるかも!」という前向きな気持ちになります。モチベーションを高く保つことは、長期的な学習を続ける上で非常に重要です。解答を確認することで、次に挑戦する意欲が湧き、学習に対して前向きな姿勢を保つことができるのです。

まとめ

定期テストが終わると、まずはホッと一息つきたくなるものです。これまでの努力を振り返りながら、自分の頑張りをしっかり認めてあげることはとても大切です。まずは、少しリフレッシュしましょう。しかし、テストが終わった瞬間が、次に向けてのスタートでもあることを忘れてはいけません。テストが終わってからの行動が、次の定期テストでの成績に大きく影響します。テストをただの「結果」として終わらせるのではなく、次に繋がる「成長の機会」として捉え、できることから少しずつ進めていきましょう。

結果に一喜一憂するだけでなく、次の目標に向かって進むための準備を整えていきましょう。今から一歩一歩進んでいけば、確実に実力をつけることができまず。今からの過ごし方が、次の成功への鍵となるので、少しでも前向きな姿勢で取り組んでいきましょう。

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