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ミスと暗記と羽生結弦と羽生善治と

こちらの記事も、アメブロからの転載です。

ああ、またケアレスミスしちゃった!
あそことあそこのケアレスミスがなければ、もっと点数が取れたのに!

そんなこと、よくあります。

でも、それ、本当にただのケアレスミスでしょうか?

本当の「ケアレスミス」は一回のテストで、ひとつあるか無いか。
それ以上、3つも4つもミスをしていたら、それは、練習不足、知識不足です。

暗算ですぐに答えが出せるような簡単な計算をミスすることは滅多にないと思います。

十分に慣れていれば、ほとんどミスはしないのです。
あるいは、慣れていくほど、ミスする確率が減ります。

もっとわかりやすい例を言うと、
「羽生善治(はぶよしはる)」
と「羽生結弦(はにゅうゆづる)」が
ごっちゃになる人、
よほどテレビやニュースを見ていない人を除けば、
おそらくいないでしょう。

「ええっと、ほら、将棋の羽生結弦くん」とか、
「フィギュアスケートの羽生善治さん」
などという間違いを、ケアレスミスでするなんて、ないですよね。

でも、もしかしたら、100年後の人は、
「羽生善治と羽生結弦、ややこしいなあ。」
と思うかもしれませよ。

同じ時期に活躍して、同じ時期に国民栄誉賞をとって、なんか同じ漢字で違う読み方で、なんとなく下の名前が読みづらい。
「羽生善治」と「羽生結弦」。

100年後の人が字面だけ見ても
「ややこしいなあ。」
と思ってしまいそうですね。

ではなぜ、私たちは、
「羽生善治と羽生結弦」を区別できるのか。

当たり前すぎて、区別も何も・・・

というところですが、
ちゃんと区別できる理由としては、
「それぞれの方の情報を、しっかりと持っているから」
というのがあります。

将棋の羽生善治さんであれば、
顔はしっかり知っていて、将棋を指している映像もあって、
あの落ち着いたトーンで高めの声でしゃべっている映像も多くの人が見たことがあって、そもそも将棋の羽生さんのほうがだいぶ先に出てきた・・・
ということもあり、知っている情報、かなり多いですね。

フィギュアスケートの羽生結弦くんであれば、
もちろん、顔はしっかり思い浮かび、
フィギュアスケートを滑っている映像を、
ほとんどの日本人が何度も見たことがあって、
といった具合に、やはり、かなりの情報が入っています。

これがもし、

他の情報一切なしで、

「羽生善治」「羽生結弦」「将棋」「フィギュアスケート」「国民栄誉賞」
の5単語だけで丸暗記しようとしたら、かなり辛いのではないでしょうか。

「何を当たり前のことを延々といっているのか」
と思うかもしれませんが、
「暗記が苦手」

「ごっちゃで間違えて覚えちゃう。」
という人、

「羽生善治」「羽生結弦」「将棋」「フィギュアスケート」「国民栄誉賞」
の5単語だけで丸暗記のようなことをしていませんか?

「勉強ってどうやったらいいのかわからない。」
という人は、
「自分が自然に覚えていること・できること。」

「自分がなかなか覚えられないこと・できないこと」
の違いを、身近なものから見てみると、
どう工夫すればいいのか、見えてきますよ。

なお、似たような話で、
最近の社会科のテストの記号選択問題で、

A. 太平洋
B. 大西洋
C. 大泉洋

という出題をする、面白い先生が結構いらっしゃるようです。

選択肢を一つ減らしてくれて、テスト中にちょっと和ませてくれる、いい先生です。

でも、もしこれが100年後だったら、
100年後の中学生は、海の名前でなんとなく、
「C. 大泉洋」
と選んでしまうかもしれませんよ。

「え?なんか海っぽくない?昔の俳優?知らないし。」
などと100年後の中学生は言っているかもしれません。

「暗記、勉強、よくわからん!」
と言う人も、多く触れて、親しんでいくと、違って見えてきますよ。

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勝田台校