今回は、大学受験の現代文の参考書、
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」
の話です。
代ゼミのベテラン講師・船口明先生の
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」は、
「現代文の勉強を始める時の最初の１冊」
にあげられる参考書のうちの一つです。
基本となる知識と、解き方についての解説のバランスが、ほどよく書かれています。
では、特徴・使い方を見ていきます。
「問題編」が別冊
「問題編」が別冊になっていて、
復習がしやすくなっています。
もちろん、問題自体は、本体にも丸ごと掲載されているので、
本体のみを読み進めても、スムーズに学習を進めることができます。
別冊の「問題編」を見てじっくり１つ問題を解いて、
そのあとで本編の解説を読み込む、など、
好みに合わせた使い方ができます。
問題→解説で集中して読める
参考書によっては、
問題の前にいろいろ「心得」がついていたり、
それはそれで大切なことが書かれているのですが、
その場合、何に気をつけたらいいのか、ポイントがわかりづらかったりします。
この「最強の現代文」の場合、
最初にしっかりじっくり問題を解いて、
その上で、解説を読んでいくので、
集中すべきポイントが見えやすくなっています。
「よくある質問」が読みやすい
それぞれの参考書には、
「使い方」が掲載されています。
この、「船口のゼロから読み解く最強の現代文」も同様ですが、
冒頭に、
「よくある質問」
としてコンパクトにまとまっています。
この「よくある質問」に書かれている通りに進めれば、
間違いなく実力がアップします。
例えば・・・
時間を測って解く？
最初は時間を気にする必要はないですが、
このぐらいを目安にしてください。
というようなことが書かれています。
注意すべきことは？根拠
正解を選ぶだけでなく、
根拠を確定しておきましょう。
ということも記載されています。
繰り返しやっても効果はありますか？
「繰り返しやってください。最低2回は繰り返そう。」
と、しっかりと書かれています。
その理由は、本書の中にも詳しく記載されていますので、
しっかりと読んでから、進めていきましょう。
この、「よくある質問」の内容は、現代文の学習に限らず、
全ての勉強に通じつものが大いにありますので、ぜひ参考にしてみましょう。
Step1をじっくり２周
この本は、「Step1」と「Step2」に大きく分かれています。
「Step1」で「特に大切な３つの読解ポイント」を説明し、
「Step2」で「読解法の徹底トレーニング」をする構成になっています。
「Step1」の「特に大切な３つの読解ポイント」が超重要ですので、
「Step1」をじっくり２周してから、次に進むのがオススメです。
図解・説明がやさしい
この本の特徴としては、「問題文自体の図解・説明が、とにかくやさしく丁寧」ということが言えます。
現代文の基本的な読解方法というものは、ぎゅっとまとめてしまえば、割と当たり前だったり、どこかで聞いたことがあるものだったりするものかもしれません。それを、意識的に、じっくりと身につけていくことが、とにかく大切です。
そうは言っても、テクニカルな部分の説明だけではちょっと・・。ということもあるかもしれません。また、特に大学入試の現代文においては、そもそもの語彙力・よく問われるテーマについての基礎的な知識も必要になってきます。そういった意味で、この本の場合は、扱われている文章そのものの丁寧な解説を通じて、知識面もカバーしていくことができます。
いずれにしても現代文は、
「基本の読み方の形を身につける」のと、
「語彙力を増やす」
のがとにかく重要です。
じっくり学習を進めましょう。
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