キャリアプラン・職業・進路の不確定要素

こんにちは!
一英塾 勝田台校です。

今回は、学生にとってはちょっと先の、
「キャリアプラン」「職業選択」「進路」
の話。

「小学生に聞いた将来の夢」が話題になったり、
中学校で、「将来なりたい職業」について考えたり、
少しずつ、将来、自分が就く職業について考える機会が出てきます。

また、「キャリア教育」の一環として、
中学校でも「職業体験」を行う学校も多くあります。

人間、どうしても目の前のことに目を奪われがちです。
直近の定期テスト、数ヶ月後、数年後に迫る入学試験。
もちろん、目の前の目標に向けて目一杯頑張ることは非常に重要です。
一つ一つの小さな目標を達成していくことの積み重ねで、大きな目標が達成できます。
一方で、それでは「大きな目標」とは何かという問題が出てきます。
短期的な視点のみならず、中長期の視点で物事を考える必要があります。
そこで、例えば、将来就きたい職業に向けて、進路選択をしていくという考え方があります。

ただこれも、簡単にはいかない話で、
高校・大学で学ぶことと、職業が直接的に結びついているケースは、
あまり多くありません。

専門学校の場合は、一定の職業分野に関連した技能を身につけることになりますが、学生の人数と同数の需要が世の中にあるとは限りません。
つまり、頑張っても希望の職業につけないということは当然、多く起こります。

もちろん、医療系などの一部の分野では、
最終学歴と職業の結びつきがかなり強くなっています。

そのように結びつきが強いことが良いことなのかというと、
必ずしもそうではありません。

このように、キャリア・職業の選択には、
様々な要素が複雑に絡み、一個人の努力でどうにかできるものではありません。

上達の仕方に個人差はありますが、
学校の勉強は、勉強すれば力がつき、
運動能力もトレーニングすれば向上します。
その他の個人のスキルも、適性があり、トレーニングすれば伸びます。
いわば、努力が結果に出やすいものとなっています。

特定の職業に就くための最低限のスキル等も存在します。

しかしながら、特定の職業・職種に就き、そこでキャリアアップをするのは、
需要と供給、巡り合わせ、社会情勢などが複雑に絡み、
努力との相関関係も変動します。

難しいかと思いきや、意外とあっさりできちゃうこともあれば、
簡単そうに見えて、いくら頑張ってもどうにもならないこともある。

物語のように都合よく上手くいくことは滅多にありませんが、
都合が良すぎるぐらいに上手くいくことも、全く無くはありません。

そのような、学生時代とはある意味で異なる要素が絡むことを意識して、
「キャリアプラン」「職業」を考える必要があります。

適正

「職業適性」「仕事適性」という考え方があります。

簡単に言えば、人間には、
「向いていること」と、
「向いていないこと」
があります。

極端な例で言えば、
運動が苦手であれば「スポーツ選手」になるのは難しく、
おそらく、目指そうとも思わないでしょう。
勉強が苦手であれば「科学者」になるのは難しく、
やはり、目指そうとも思わないでしょう。

そのあたりの向き不向きを細かく見ていくのが、
職業適性です。

様々な形で、「適職診断」「職業適性診断」があります。

様々な診断があり、一定の統計とロジックに基づいて、
結果が出るようになっています。

これで大きく何かがわかるというわけではありませんが、
何らかの参考にはなるかもしれません。

自分では気づきにくい客観的な視点が得られることもあります。

この言い方には語弊があるかもしれませんが、占い感覚で利用してみましょう。

なお、占いも一定の統計とロジックに基づいて、結果が出ます。
企業経営者や政治家も、占いで重要な決断をする場合もあるようです。
迷ったら占いでというのも、アリではあります。

何ができて 何ができないか

結局のところ、「適性」は、
最終的には自分で判断するしかありません。

シンプルに、何ができて、何ができないか。
何が得意で、何が苦手か。

人並み以上にできることは何か。
人並みにはできないことは何か。

様々なことを参考に、自分自身で考えてみましょう。

柔軟に・・・

意外と盲点になりがちなのが、
「できないこと」「苦手なこと」。

特に学生が仕事のことを考える際には、
どうしても、人としてあるべき姿を、まじめに考えがちです。

それは当然良いことなのですが、そこで、
「これは普通の人としてできなければならない。」
と考えて、できないこと、苦手なことから目を背けがちです。

どうしてもやりたくないなあ、苦手だなあと思うことは、
正直に、ある種、不真面目に、リストアップしておきましょう。

その上で、その
「やりたくないこと、苦手なこと」
は、夢のために克服すべきことなのか、それとも、
そこを避けたほうがよりキャリアアップが望めるのか、
という視点を持っておきましょう。

学校では、当然ながら全ての科目に成績がつき、
全ての科目でできる限り良い成績を取らなければと考えます。

「苦手は克服しよう。」
「みんなと同じようにしよう。」
という雰囲気が、どうしても日本の学校にはありがちです。

しかしながら、「仕事」「職業」という視点で考えたときに、
「平均以下の能力で苦手ですが頑張ります。」
という人に、高いお金を払おうと思う人はいません。

キャリアプランという視点で考えたときに、
「得意なことを伸ばし、苦手を避けるようにする。」
ということは、正しい戦略でもあるのです。

もちろん、メインのやりたいことの周りに付随して、
多くの面倒なこと、克服すべきことは多くあります。

しかしながら、「メインの得意なこと・やりたいこと」がまずあって、
そこについてくる大変なことを、いかに戦略的に最小限にするかが大切です。

また、「できないこと」「苦手なこと」に直面せざるを得ない場合でも、
真面目に向き合うだけが全てではありません。

適度に流す、避ける、排除するなど、良くなさそうな発想がベターな場合も多くあります。

全く苦手だと思っていても、実はものすごく得意なことがその近くに隠れていることもあります。
周りと比べて苦手だ、普通だと思っていても、実は、かなりの能力ということもあります。
苦手なつもりでも、思わぬところに突破口が見つかって、頑張ってみたら、ものすごく得意なことになったということもあります。
ある程度、自分自身の適性を見極めつつ、あまり固定的なイメージにとらわれないようにする、その加減が簡単なようで難しいものです。

そのようなことを踏まえて、頭を柔らかくして、
自由に、得意不得意、適性をみていく必要があります。

需要と供給 運

当たり前ですが、
「この仕事がやりたい!」
と思っても、空きがなかったり、ニーズがなければできません。

もちろん、中学入試・高校入試・大学入試でも、
合格者と不合格者が出ますが、
この場合は、ほぼ明確な基準があり、その中で、
合格と不合格がでます。

当然ながら、
「職業」「会社」となった場合には、
明確な基準があるわけではありません。

もちろん、一部の入社試験で、筆記試験・書類による選考がありますが、
ほとんどの場合は、基準は明確ではありません。

それなりの基準がありつつも、なんとなく良さそうということで、
ふんわりと雰囲気で決まっていく部分があります。

人の縁、巡り合わせなど、不確定な要素も数多くあります。

社会情勢などの変化もあります。

キャリアプランを考えるとき、運を天に任せる部分もありつつ、進む必要があります。

スキルは最低限

さて、職業選択には、不確定要素・運要素が強い部分がありますが、
では、頑張りは無駄なのかというと、当然そんなことはありません。

スキル・技術があれば、可能性が広がります。

具体的な資格の場合もあれば、明示的でないスキルもあります。
努力により身につけられるスキルも多いですが、才能によるところもあります。

様々なことを程よく考慮し、判断していく。
これしかありません。

なお、「学力」は、
正しく効率よく努力をすれば、個人差はありますが、しっかり結果に出やすいものです。
学べるうちに十分に学び、知識を蓄え、「学び方」を学びましょう。
知識そのものは必ずしもそのまま役に立つわけではありませんが、
「学ぶ方法」「考え方」は一生役に立ちます。

 

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